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リアクション ザ ブッタ、バンド史上最長ツアー終幕「いい曲を書いて、もっといい景色を」

ナタリー

20/2/6(木) 15:57

リアクション ザ ブッタ

リアクション ザ ブッタが2月2日に東京・UNITで全国ツアー「リアクション ザ ブッタ Tour 2019」の最終公演を開催した。

ライブは木田健太郎(G)のきらびやかなリフが鳴り響く「火花」でスタート。この曲を皮切りにバンドは「Tightrope Dancing」「リード」とアッパーチューンを畳みかけ、ライブ序盤からフロアを大いに盛り上げていく。上着を脱ぎ捨て「全員で最高の1日を作っていきましょう!」と気合いを入れた佐々木直人(B, Vo)は「いつまでも売れないバンドをやっているわけにはいかないんだよ。この曲に全部を込めてます」という紹介から「救世主」をプレイ。演奏中、佐々木が「本当は1回だけど、今日はもう1回聴きたいよね?」と提案し、木田にギターソロを2回弾かせる無茶ぶりをすると、木田は即興のギターソロでそれに応えてみせてフロアを沸かせた。

ライブ中盤は「You」「behind」といった切ないラブソングが並べられ、オーディエンスは佐々木の歌声にじっと聴き入っていた。MCではバンド史上最長となった今回のツアーを振り返るトークが展開され、大野宏二朗(Dr)が「打ち上げで4、5軒回ったあと、直人さんに締めのラーメンを誘われて、思わず『バカヤロー』と言ってしまった」と切り出すと、佐々木は「あれは傷ついた」と笑顔で返答した。トークがひと段落すると、バンドはアコースティック編成で「迷い犬」を演奏。さらに佐々木の「今まで別れの曲をたくさん書いてきたけど、この曲では別れたあとも、あなたを大切に思っているという気持ちを書きました。あなたがいるから、今があるという曲です」という語りから、昨年11月に配信された「ワスレナグサ」が届けられた。

「仮面」「Fantastic Chaos」といったアッパーチューンが披露されると、フロアは再びヒートアップ。「ヤミクモ」で盛大なシンガロングが上がると佐々木は「みんなが声を聴かせてくれるこのときが、バンドをやっていて一番よかったと思える瞬間です」とオーディエンスに感謝の言葉述べた。佐々木の「あなたの居場所を作っていきます」というメッセージからバンドは最後の楽曲「君へ」をパフォーマンス。計15曲を届けたところで、ライブ本編の幕が閉じられた。

アンコールでは、佐々木の「意外と僕らは明るい曲がないので、ただ明るい曲を作りました」という言葉から新曲「Over film」が披露された。ラストナンバー「何度も」を歌い終えると佐々木は「俺たち、もっともっといい曲を作って、いい景色を見せるから。この3人についてきてください!」とオーディエンスに伝え、ステージをあとにした。

またこの日のライブではリアクション ザ ブッタが5月10日に埼玉・西川口Heartsの21周年を祝う自主企画ライブ「Fantastic GIGS」を開催することが発表された。

リアクション ザ ブッタ「リアクション ザ ブッタ Tour 2019」2020年2月2日 UNIT セットリスト

01. 火花
02. Tightrope Dancing
03. リード
04. ドラマのあとで
05. 救世主
06. 抱きしめて欲しい
07. You
08. behind
09. 迷い犬
10. ほんの少し先の未来まで
11. ワスレナグサ
12. 仮面
13. Fantastic Chaos
14. ヤミクモ
15. 君へ
<アンコール>
16. Over film
17. 何度も

リアクション ザ ブッタ「Fantastic GIGS」

2020年5月10日(日)埼玉県 西川口Hearts

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