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窪塚洋介「アレク氏2120」で山寺宏一らの台本めくり研究、梶裕貴「声優はひざも大事」

ナタリー

20/11/19(木) 17:01

左から窪塚洋介、梶裕貴、山寺宏一、堤幸彦。

Amazonのオーディオコンテンツ「アレク氏2120」の発表会が本日11月19日に東京・渋谷ストリームホールで行われ、キャストの山寺宏一、梶裕貴、窪塚洋介が登壇した。

オーディオブック配信サービス・Audibleで本日配信スタートした「アレク氏2120」。大学生の西門慧と、2120年からやってきたAI刑事・アレク氏がバディを組み、AI犯罪者・ASKRに立ち向かう姿が全12話で描かれる。山寺がアレク氏、梶が慧、窪塚がASKRを演じるほか、三石琴乃、白石聖、波岡一喜、伊藤歩、尾上松也も参加した。

発表会では、山寺、梶、窪塚がそれぞれ担当するキャラクターを演じながら、本作の見どころを紹介するパフォーマンスを披露。トークコーナーは、慧らに協力する女刑事・高樹聡子役の三石が声のみでМCを務めて進行した。スケジュールの都合でトークコーナーに間に合わなかった監督の堤幸彦は三石にコメントを託しており、本作について「今まで40年間ぐらい、いろいろなストーリーをカメラを通じて撮ってきましたが、今回は聴く方の頭の中に今までカメラで表現してきたことをどれだけ描けるかということで、また今後仕事を続けていくうえでの第一歩のような気がしています」と述べた。

堤からのオファーであることと、内容に興味を抱いて大喜びで引き受けたと語る3人。彼らのキャスティング理由についても堤はコメントしており、梶には「超ハイスペック有名声優様なので、前から気になっていてとにかく一度ちゃんとお仕事したかった」、山寺には「ハイパーハイスペック超有名声優なのですが、本人はとても気さくな方で『20世紀少年』などでお世話になっていたので、このへんでがっつり組みたいと思っていた」と明かし、2人を喜ばせる。「単なる悪友だから。でも20代から表現の天才だと思っている」と言われた窪塚は、ほほえみながらも「(先に理由を)聞いていたらもっとクオリティ上がったと思います」とジョークを飛ばした。

収録中大変だったこととして、梶は「西門くんは仏教系の大学に通っているので、般若心経を唱えるシーンがあるんですよ。状況や精神状態で気持ちの込め方が変わってくるので、変化をつけるのも大変でした。あと、般若心経が『アレク氏2120』の大事な要素にもなってくるので、集中してがんばりましたね」と見どころを交えながら回想。山寺は「『ごじゃる』だとか、アレク氏の語尾がむちゃくちゃなんですよ! いろんな言葉があるので、台本をもらってからは語尾の練習だけしてました」と苦笑する。また、AIスピーカーに住み着いているというアレク氏の設定から、故障して音が途切れる場面もあったといい、山寺は「台本には『……』とあるんですが、これをどうやったらいいんだろう?と思いました。けど、セルフで表現しているので聞いてみてください」と語った。

梶、山寺、三石ら声優陣の演技を見学していた窪塚は「皆さんが演じられている姿が本当にすごくて、ヒマラヤ山脈みたいだなと。俺は愛宕山ぐらい」と独特の言い回しで感動を伝える。「プレッシャーは大きかったですが、梶くんの力強い雄叫びだったり、山寺さんの動きや、三石さんのきれいなお姉さんのような声に刺激をもらって、挑戦できたことがすごく楽しかったです」と回想。また、見学していて気付いたこととして窪塚は「台本のめくり方が面白い」といい、「音を立てないというのは皆さん共通だと思うんですけど、めくり方に個性が出る。梶くんはひざを使いながらめくるタイプ」と分析。梶は「僕はそうですね。声優はひざも大事(笑)」と同意し、山寺も「上半身も使うといいんだね」とうなずいた。

※記事初出時、人名に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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