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THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 Vol.3(前編) YOASOBIとの意外な共通点

ナタリー

21/1/8(金) 11:00

左からikura、RIKU、Ayase。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル・RIKUさんの連載「音楽大陸」。2021年一発目、Vol.3には2020年ビルボードジャパン総合ソングチャート「HOT100」にて楽曲「夜に駆ける」が2020年年間1位を獲得し、年末には同曲にて「NHK紅白歌合戦」初出場を果たしたYOASOBIの2人をお招きしました。

RIKUさんとYOASOBIのコンポーザー・Ayaseさんは1994年生まれの同い年。さらには学生時代に愛聴していた音楽がEXILEという共通点を持つ。AyaseさんがEXILEのファンだとは知らずに、ボーカルのikuraさんの声が気になりそれから愛聴しているYOASOBIを対談相手に指名したRIKUさんは、Ayaseさんから次々出てくる共通の話題に驚きながらもマシンガントーク。EXILE愛にあふれた対談をお楽しみください。

取材・文 / 清本千尋 撮影 / 曽我美芽

AMAZING COFFEEの差し入れです

RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) Ayaseさんは僕と同じ1994年生まれですよね? お仕事で同い年の人にあまりお会いすることがなかったのでうれしいです。

Ayase(YOASOBI) 僕も同い年の人には会うことはあまりないですね。今日はよろしくお願いします。

RIKU はい! 今日はお二人とラフにお話したいなと思いまして、AMAZING COFFEE(EXILE TETSUYAがプロデュースを手がけるLDHのコーヒーショップ)のコーヒーを差し入れにお持ちしました。

Ayase あ! 知ってる!

ikura(YOASOBI) えー、うれしい!

RIKU ホットのコーヒーとアイスハニーラテ、あとちょっとしたお菓子も持ってきましたよ。たくさんありますのでスタッフの皆様もぜひ。

ikura 私、ハニーラテが気になる……。

Ayase じゃあ僕はコーヒーを。

RIKU 僕もちょっと大人ぶってブラックコーヒーをいただきます。こんな感じでのんびりしゃべっていけたらと思いますのでよろしくお願いします。YOASOBIさんはTHE RAMPAGEリーダーの陣がパーソナリティを務めるラジオ「じゃんめろ」(TOKYO FM「JUMP UP MELODIES TOP20」)にもゲスト出演していただいて。ちなみに「じゃんめろ」に出演する前からTHE RAMPAGEのことはご存知でしたか?

Ayase もちろん存じ上げておりました。

RIKU 何をきっかけにTHE RAMPAGEを知っていただいたんですか?

Ayase 僕は小学生の頃からずっとEXILEっ子だったので、今もEXILE TRIBEの動向をチェックしているんです。どんどんいろんなグループが出てくる中でTHE RAMPAGEさんのことも知りました。

RIKU そうなんですか! ちなみにikuraさんは……?

ikura あの……正直に申しますと、EXILEさんはもちろん知っていましたが、THE RAMPAGEさんは陣さんとご一緒したときに知りました。それからTHE RAMPAGEさんの曲も聴くようになったので、今日RIKUさんとご一緒できてうれしいです。

RIKU ありがとうございます!

もしもAyaseがRIKUの声に曲を付けるなら…

Ayase RIKUさんはどうやって僕らのことを知ってくれたんですか?

RIKU TikTokです。たまたま流れてきた「夜に駆ける」を聴いて「ん? この曲はなんだ?」と引っかかって。僕は声フェチなんですけど、一聴してikuraさんの声に惹き付けられました。最初は声の感じや曲のキャッチーさからアニメのテーマ曲かなと思ったんですね。調べていったら小説を楽曲にするという面白いコンセプトで活動しているYOASOBIさんの曲だと知って。

Ayase そうだったんですね。

RIKU はい。何かをしながら聴く音楽って、よっぽど気にならないと「これなんだろう?」って調べるところまでは行かないんですけど、YOASOBIさんの曲は聴いてすぐに調べなきゃと思ったんですよ。今回の取材に向けて1月6日発売のアルバム「THE BOOK」も聴かせてもらったんですけど、どの曲も耳を惹き付ける曲ばかりでした。トレーニングしながらも聴いたんですけど、気付いたらリズムに乗ってしまって(笑)。

Ayase うれしい感想ですね。ありがとうございます。

RIKU AyaseさんはYOASOBIというプロジェクトを始めるにあたって、SNSでikuraさんを見つけたんですよね? J-POPのトラックに合う声を探してikuraさんをこのプロジェクトに招いたと思いますが、例えば僕の声だったどんな曲が合うと思いますか?

Ayase RIKUさんの声は……今パッと浮かんだのはトラップ系のヒップホップのトラックですかね。サビメロはしっかり聴かせる系のR&Bにしたい。きっとRIKUさんの声に似合うと思います。

RIKU うわー、うれしい。僕、Ayaseさんが書いた曲を聴いていると、きっといろんなジャンルの音楽を聴いたうえで1周回ってJ-POPに戻ってきた人なんだろうなと思ったんですよ。AyaseさんとのEXILEトークはのちほどするとして、まずはikuraさんのバックボーンにある音楽を教えていただきたいです。

ikura 私は0歳から3歳までアメリカに住んでいたんですけど、当時は姉が観ている「ディズニー・チャンネル」で流れている曲を聴いていたと思います。「ハイスクール・ミュージカル」の曲には特にハマりましたね。日本に帰ってきてからは「ハイスクール・ミュージカル」の流れから「glee/グリー」を観たり、洋楽を聴いたりしていました。

RIKU へえ、始まりは洋楽なんですね。帰国子女ということは英語もしゃべれるんですか?

ikura 当時は少ししゃべっていたらしいんですけど、今は当時の記憶もなく全然しゃべれません(笑)。中学生くらいからYUIさんやRADWIMPSさんとかを聴くようになりました。

ikuraが歌い始めた理由がロマンチックの塊

RIKU ikuraさんは今20歳ですよね? Ayaseさんと僕とは6歳差がありますが、音楽との出会い方にもきっと違いがあるんじゃないかと思っていて。僕らはギリギリMD世代で、子供の頃はMDに入れた曲を聴いていたんですけど、ikuraさんの頃になるともうMP3プレイヤーが主流の時代?

ikura そうですね。CDを借りてきてiPodに入れて聴いていました。

RIKU ちなみにそれってご自身で曲をiPodに入れてましたか? 僕も学生時代に親に買ってもらったんですけど、パソコンが全然わからなくて父に曲を入れてもらっていました……。

ikura 自分でやっていました。パソコンとiPodをつないでドライブにCDを入れるって作業ですけど……。

RIKU それができなかったんですよ(笑)。ikuraさんはもともと幾田りら名義でシンガーソングライターとしても活動されていて、アコースティックセッションユニット・ぷらそにかにも所属しているんですよね。音楽であふれた家で育って、学生時代も音楽を聴いていたと伺いましたが、どういったきっかけで自分でも音楽を発信するようになったんですか?

ikura 私はこれといったきっかけがあったわけではなく、物心ついた頃からずっと歌を歌っていたので、自然と将来の夢が歌手になりました。シンガーソングライターになろうと思ったきっかけは、「ホワイトデーのプレゼントで曲をお返ししたいから歌詞を書いてくれないか?」と母にお願いしたことがあるというエピソードを父から聞いて、自分で作る歌詞やメロディって温かみがあっていいなあと思ったんです。それでシンガーソングライターになりたいと思いました。

RIKU 今の話、聞きました? ロマンチックの塊みたいな話! 素敵だなあ。

僕も2010年のスタジアムツアーに行きました

RIKU 次はAyaseさんのルーツを深堀りしたいんですが、僕と話すのであればEXILEさんの話をするのがいいかなと思って。僕はもともとサッカーをやっていて、小学生の頃は東京ではまあまあ強いクラブチームに所属していたんです。でも中学に上がって部活でサッカーをやるようになったら、小柄なこともあって全然周りに勝てなかったんですよ。これはプロにはなれないなと悟ったときに、サッカーは趣味にしようと思って。そんな中で母が2008年のEXILEさんのドームツアー(EXILE PERFECT LIVE 2008)に連れて行ってくれたんです。

Ayase 2008年にはもうEXILEに出会っていたんだ。いいなあ。

RIKU はい。小さいから椅子に乗ってぴょんぴょん飛び跳ねながら観ていたんですけど、そこでトロッコで回ってきたHIROさんが僕を指差したんです! それで「EXILEになりたい!」と思ったんですよね。

Ayase おおー、それで叶えてるのがすごい。サッカー少年だったけど、もともと歌も好きだったんですよね?

RIKU そうなんです。母がマイケル・ジャクソンさん、父親がゴスペラーズさんとかが好きで、いつも家には音楽が流れていて。カラオケに行くと「歌うまいね」とよく褒められていたし、もしかしたら歌手の道もあるのかもと思ったんですよね。たくさん音楽は聴いていたけど、やっぱり僕の青春の音楽はEXILE。

Ayase 僕が初めて行ったEXILEのライブは「FANTASY」ツアー。

RIKU 2010年のスタジアムツアーですよね? 僕も行きました!

ikura え、同じツアーに行っていたんですか!? すごい。

Ayase そういうことになるよね。そのライブでトロッコに乗ったNAOTOさんが俺に手を振り返してくれたんですよ。あれが俺のEXILEライブ初体験の日。それでEXILEに憧れて、EXILEになりたい、歌手になりたいと思ったんです。

RIKU NAOTOさん、「夜に駆ける」で踊ってましたよね?

Ayase そうなんですよ。感無量です。

RIKU 10年の時を超えて、そんなことが。

ikura EXILEさんに指を差されたり、手を振ってもらえた人は歌手になれるんですね……!

RIKU あはは(笑)。でも僕もTHE RAMPAGEとしてステージに立つようになってわかったんですよ。いっぱいお客さんがいる中でも目に付く子っているんです。なんか光ってるというか。たくさん人がいる中で背が小さいお子さんのところは凹んでいるので、目立つというのもあると思うんですけど。まあでも僕はHIROさんに指差してもらったんで。

Ayase HIROさんにそのときにもう見つけてもらってたんだ。

ikura 輝いてたんでしょうね。

憧れは絶対EXILE

RIKU Ayaseさん、学生時代のカラオケで定番だったEXILEさんの曲はありますか?

Ayase 絶対歌ってたのは「song for you」。そういえばつい最近、ツイキャスでEXILE愛を語る配信をやったんですよ。30分だけのつもりが「『I Believe』のときのTAKAHIROさんが本当にカッコよくて……」とか3時間ずっとしゃべってて(笑)。EXILEさんで好きな曲を1曲選ぶのは難しいけれど、カラオケで一番歌っていたのは「song for you」ですね。

RIKU いいですね。「M & A」はどうですか?

Ayase 「M & A」は、中学のときに、当時付き合っていた人と着うたを同じにしてました(笑)

ikura 思い出の1曲(笑)。

RIKU それこそ僕は「I Believe」を着うたにしてましたよ(笑)。

Ayase 青春だ(笑)。まあでも本当に、EXILEさんは僕らの世代のヒーローなんですよ。夏はこれ、冬はこれって、季節1つひとつにEXILEさんの曲がハマっていて。

RIKU 夏と言ったらやっぱり「SUMMER TIME LOVE」ですよね! あのミュージックビデオを何回も観てダンスをマネしてみたり、ヘアスタイルもTAKAHIROさん風のソフトモヒカンにしてみたりしていました。

Ayase 「SUMMER TIME LOVE」はね、もう暑っ苦しいMVなんですよね。メッラメラの(笑)。ものすごいカッコいいんですよ。

ikura 私もEXILEさんはカッコいいと思いますけど、2人が話しているのを聞いていると、EXILEさんの曲やMVには男のロマンが詰まってるんですかね?

Ayase そうだね。音楽は当たり前として、もう衣装とかビジュアルも本当にカッコよくて。俺ら世代が中学生だった頃の憧れって絶対EXILEでしょ。

RIKU 今はファンの男女比も変わってきた気がするんですけど、当時は男性のほうが多かったと思います。こんがり焼けた肌、鍛え上げられた体、ヒゲの男らしいビジュアルでダンスと歌がうまいって説得力が神なんですよ。

Ayase 本当にその通り。もうアスリートだと思ってましたから。ストイックでカッコいいんですよね。

RIKU 本当にEXILEさんについて語り出すと止まらない(笑)。

Ayase この続きはまたの機会にぜひ。

RIKU ちなみにAyaseさんはEXILEになりたいとは思わなかったんですか?

Ayase ちょうどEXILEさんにハマっている頃にバンドの音楽の魅力にも気付いたんですよ。もちろんEXILEになりたい気持ちはすごくあったけれど、同時にバンドのボーカルという立ち位置にも憧れて。EXILEの「VOCAL BATTLE AUDITION」も受けるか悩んだんですけど、バンドの道を選んだんです。EXILEに出会い、歌手になりたい、音楽をやりたいと思う中で、マキシマム ザ ホルモンに出会いってバンドのボーカルを目指すようになった。それが僕の音楽人生の始まりだと思います。

「音楽大陸」Vol.3後編は1月22日(金)公開予定です。

YOASOBI(ヨアソビ)

コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる2人組ユニット。「小説を音楽にするユニット」をテーマに活動している。2019年11月に第1弾楽曲「夜に駆ける」を発表。同曲は2020年9月にストリーミング再生2億回を突破し、Billboard Japan総合ソングチャート「HOT100」にて2020年年間1位を獲得した。2020年末には「NHK紅白歌合戦」に初出場。2021年1月6日に1stアルバムであり初のCD作品「THE BOOK」をリリースした。2月14日には初の配信ライブ「KEEP OUT THEATER」を開催予定。

YOASOBI オフィシャルサイト

RIKU(リク)

1994年8月10日生まれ。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。2014年4月に行われたLDH主催オーディション「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~」に合格し、THE RAMPAGEのボーカル候補生となる。同年9月に行われた「武者修行ファイナル」で正式メンバーに昇格。2017年1月にシングル「Lightning」でメジャーデビューを果たした。2017年から2018年にかけて初のホールツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 "GO ON THE RAMPAGE"」を開催。2019年には全国13都市28公演からなる初のアリーナツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 "THROW YA FIST"」を行い、約26万人を動員した。2020年12月に13枚目のシングル「MY PRAYER」を発表。2021年2月24日には3rdアルバム「REBOOT」をリリースする。毎週金曜日にはメンバーの陣と共にスペースシャワーTV「ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!」、bayfm「WEEKEND THE RAMPAGE」にレギュラー出演中。

@_riku_r.m.p.g_ldh・Instagram photos and videos

RIKUさんの近況


THE RAMPAGEとしては、
年末ほんっとに忙しい毎日で、みんな白目むいてました。。。笑
ありがたいことなんですけどね!

プライベートでは、
減量も終わり、大好きなスイーツやご飯を沢山食べました!!
3週間で7キロ落としましたが、2日で3キロ太りました。笑
今年は、時間をかけてしっかりとまた「歌えて踊れて疲れない強い身体」作りに努めます!!

オススメの1曲は!
龍友さんの「タイムカプセル」!!
です!!
好きすぎて鬼リピ。
聴けばわかるヤバいやつ。

もうね、聴いて?


今聴いて?笑

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