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「陽だまりの樹」主演・菅田琳寧が上田竜也からの言葉受け「堂々とステージに立ちたい」

ナタリー

21/3/6(土) 10:19

「陽だまりの樹」開幕直前取材より。左から早乙女友貴、菅田琳寧、日比美思。

菅田琳寧(7 MEN 侍 / ジャニーズJr.)が主演を務める「陽だまりの樹」が、昨日3月5日に東京・ヒューリックホール東京で開幕。これに先駆け、開幕直前取材と公開ゲネプロが実施された。

「陽だまりの樹」は手塚治虫の同名マンガを原作に、方南ぐみの樫田正剛が上演台本・演出を手がける舞台作品。作中では幕末を舞台に、お調子者だが医術への心意気は誰にも負けない主人公・手塚良庵と、生真面目で不器用な府中藩士・伊武谷万二郎を中心とした物語が展開する。

開幕直前取材には、手塚良庵役の菅田、伊武谷万二郎役の早乙女友貴、ヒロイン・おせき役の日比美思、太田東斎役の阿達慶(ジャニーズJr.)、伊東玄晃役の太田将熙、そして勝海舟役のダンカンが登場。菅田は本作のオファーを、「DREAM BOYS」に出演していた時期に受けたことを明かし、「僕はジャニーズの舞台しか出たことがなくて。(7 MEN 侍の)メンバーが外の舞台を経験しているのを見て、刺激を受けていたので、お話をいただいたときはうれしかったです」と振り返る。「ただ出演者欄を見て、自分がまさかの座長という驚きはありました(笑)。演出の樫田さんや、キャストの皆さんのサポートのおかげで初日を迎えることができました」と感慨深げに語る。

時代劇への出演が、長年の夢だったと話す菅田は「ずっと黒髪をキープして、ピアスも開けていなかったので、この話をいただいたときは、“来た! 自分を信じてよかった!”と思いました(笑)」と笑顔を見せる。また今回の公演で、菅田は三味線や日本舞踊に初挑戦した。「僕はギターを弾くときはレフティなので、そういう部分でも三味線は苦戦しました。日舞も、普段やっているヒップホップとは全然違うから、慣れない動きが多くて。稽古前に集まって、みんなで練習したりしました」と稽古場でのエピソードを述べる。

早乙女は、菅田の印象を「ものすごく真面目な方」と表現し、「稽古後も、毎回樫田さんにわからないところを聞きに行っていて。台本がメモで埋まっていました」と明かすと、ダンカンもそれにうなずき「(菅田は)忍耐強くて、諦めない。ちなみに僕も三味線を弾くんですけど……僕のはエアー三味線です(笑)」と話し、周囲の笑いを誘った。

日比演じるおせきは、手塚良庵と伊武谷万二郎の2人から思いを寄せられる。そのことに日比は「そもそも原作のキャラクターも魅力的なんですけど、お二人が演じることによってますます魅力的になり……本当にすごいことになっています(笑)!」と見どころに触れる。

今作が初舞台となる阿達は「まだちょっと緊張しているんですけど……太田東斎役が阿達慶でよかったなと思ってもらえるよう、がんばります!」と意気込みを述べる。一方、本作を「今のご時世にやる意義がある作品」と表す太田は、「役柄的にも琳寧を支えるポジションなので、千秋楽まで彼のことはしっかりサポートしていきたい」と言葉に力を込めた。

最後に、菅田は来場者に向けて「内容は今の時期とも少し重なる部分もあるかと思います。作品を通して、命の大切さを改めて考えていただけたら」と語り、初日を前に堂本光一と上田竜也に連絡したことを明かした。「光一くんは『おめでとう、がんばれ!』、上田くんは『ステージに立ってスポットライト当たれば、お前がスターだから。堂々とやれ』と。その言葉を信じて、堂々とステージに立ちたい」と気合い十分な様子を見せた。

上演時間は約2時間。公演は3月14日まで行われたあと、27・28日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでも上演される。

「陽だまりの樹」

2021年3月5日(金)~14日(日)
東京都 ヒューリックホール東京

2021年3月27日(土)・28日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:手塚治虫
上演台本・演出:樫田正剛
出演:菅田琳寧(7 MEN 侍 / ジャニーズJr.) / 早乙女友貴 / 日比美思 / 阿達慶(ジャニーズJr.)、太田将熙 / 近江谷太朗、我善導、高木トモユキ、中西良太 / ダンカン / 川島弘之、あやかんぬ、金谷春来、桑畑亨成、虎太郎

※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記。

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