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吉永小百合『最高の人生の見つけ方』のヒットに期待寄せる「もう1度、舞台挨拶を」

ぴあ

『最高の人生の見つけ方』初日舞台挨拶の様子

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した同名ハリウッド映画を原案にした感動のヒューマンドラマ『最高の人生の見つけ方』の初日舞台挨拶が10月11日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、共演する吉永小百合と天海祐希が出席した。

主婦として人生のほとんどを家庭のために捧げてきた幸枝(吉永)と、仕事だけに駆け抜けたセレブ社長・マ子(天海)。余命宣告を受けたふたりが、同じ病院で出会った少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を代理で実行しようと珍道中を繰り広げ、“生きる喜び”に目覚めていく。

海外ロケを含む撮影はもちろん、全国のキャンペーン行脚を通して、すっかり意気投合した吉永と天海。それだけに本作への思い入れは格別で「ぜひぜひもう1度、舞台挨拶をしましょうと話している。特に思い出深いのは、道後温泉でのキャンペーン。以前出演した『青春の風』を思い出し、懐かしかったです」(吉永)、「はい、同じ気持ちです。わたしにとっては宝物ですし、皆さんの背中を押せる作品になっていれば」(天海)と熱いメッセージとともに、映画のヒットに期待を寄せていた。

初日舞台挨拶には共演するムロツヨシ、満島ひかり、ももいろクローバーZ、 前川清、犬童一心監督(『引っ越し大名!』)が出席した。映画本編の台本には、吉永がムロに膝枕されるシーンがあったというが「天海さんが飛んできて『ノー膝枕!』って(笑)。結局、膝枕してもらえず、それが唯一の心残り」(ムロ)、「甘えている姿が許せなくて(笑)」(天海)。このやりとりに、犬童監督も「僕も同じ気持ちだった」と天海に賛同していた。

吉永の娘を演じた満島は「座長が花開いているすばらしさを目の当たりにした。わたしも現場で花を咲かせられる女優になりたい」と大女優との共演に刺激を受けた様子だ。本作はハリウッド映画のリメイクだが、犬童監督は「その点は気にせず、生き方や環境が違う女性2人、そして満島さんを含めた3世代の女性の物語になればいいなと思った」と話していた。

取材・文・写真=内田涼

『最高の人生の見つけ方』
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