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いま、最高の一本に出会える

新しい地図、夏の思い出を作った7.2時間 タランティーノやSCANDALらと共演

リアルサウンド

19/9/2(月) 6:00

 夏休みが1日延長されたような、ちょっぴりおトク気分で迎えた9月1日の日曜日。今月も、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、7.2時間生放送で遊び尽くす『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)がオンエアされた。

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 先月は、全国のNAKAMAと虫取りをしたり、観光をしたり、流しそうめんをしたり……、“THE夏休み“な時間を過ごしたVTRを振り返るまったり雰囲気だったが、今月は“まだまだ夏の思い出を作ろう“と言わんばかりのアグレッシブな3人の様子が映し出された。

 水原希子と中野ブロードウェイを練り歩き、「脂肪燃焼」などと書かれたユニークなTシャツを見つけては「慎吾もいいんじゃない、これ?」(稲垣)、「おー! いちばん合ってるじゃん。いいね、吾郎さんナイスチョイス!」(草なぎ)、「おーい、1回(カメラ)止めてください」(香取)と、キャッキャとハシャぐ姿が微笑ましい。また、みちょぱと合流してチームラボが手がけたアーティスティックな空間を堪能。まるでライブ会場のようなライティングを見た香取は、どうやらアイドルスイッチが入ったようで、クールなダンスをキメてみせる。さらに、幻想的な光に包まれると、3人は手をつなぎ、“宇宙に帰る“という謎設定も飛び出す。

 その後も、吉岡里帆と屋内スポーツで汗を流しに移動。こうしたアクティビティになると、稲垣が髪型の乱れを気にするという流れもお約束だ。ヘルメットをかぶると「髪が潰れる」と稲垣のご機嫌が斜めになるそぶりを見せて、しっかりと笑いを誘う。

 『ななにー』も、気づけば今回で18回目。稲垣のイラチ(すぐにイライラする)キャラも、かつて女のコとよくデートしていた系の話も、今では“待ってました“な展開が出来上がっているのは、この番組で築き上げてきたNAKAMAとの信頼関係があればこそだろう。

 もちろん、ときには生放送ならではの予測不能な展開もある。SCANDALとのライブでは、CM明けに少し手間取る場面も、そのまま放送された。だが、彼らは少しも動揺することなく、軽やかに観覧客へと近づき、声をかけて盛り上げるなど、さすがの対応力を見せる。ちなみに、今回のライブはスケジュールの都合で、稲垣はぶっつけ本番。SCANDALともステージ上で初対面を果たす。その対応力も、やはりさすがだ。

 さらに、稲垣のソロコーナー『インテリゴロウ』では、クエンティン・タランティーノ監督まで登場。香取とのコミカルなやりとりを交えながら、最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のこだわり、そして映画への想いが熱く語られる。監督はもちろん、関係者の並々ならぬ熱量が注ぎ込まれて、1本の映画が誕生するということ。それが無事に公開されること、多くの人の心に届くことが、どれほど大変なものなのかを目の当たりにしていると、9月6日に公開が決定した、草なぎ主演の映画『台風家族』のことを思わずにはいられない。

 この日のパジャマトークコーナーには、『台風家族』で草なぎと共演したMEGUMIの姿も。筆者も一足先に試写で拝見したが、本作にはネタバレしないほうがいい内容が含まれているため、内容についてはまた別の機会にレビューするとして、草なぎのクズっぷりも、MEGUMIの無鉄砲っぷりも、ふたりが自画自賛するように「すごくいい」。どうしようもない役を演じながらも、観客の心を掴むというのは、演技力の高さに加えて、いかに人間臭さを出せるのかだということを、ふたりの演技を見て改めて思った。

 そんなふたりの手応えを感じさせるやりとりに加えて、パジャマ姿で花が咲いた役者トークでは、香取が主演を務めたドラマ『ドク』『透明人間』『新選組!』や、稲垣が二階堂ふみとW主演を務めて今後公開予定の映画『ばるぼら』の裏話にも発展。時を越えてそれぞれの作品の話が聞けたり、公開中または公開を控えている作品についてより深く聞けるというのも、パジャマトークならではだ。

 「まだまだ遊び足りない」と、夏の思い出を一気に作ったような今回の7.2時間。多くのゲストと笑い合い、アーティストと音楽を楽しみ、そして役者として名作を生み出していく3人の勢いは、夏が過ぎても一層加速していく予感がした夜だった。(佐藤結衣)

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