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萩原みのり3年ぶりの映画単独主演作「成れの果て」製作決定、クラファンも実施

ナタリー

21/4/29(木) 12:00

「成れの果て」

萩原みのり主演作「成れの果て」の製作が決定。特報がYouTubeで公開された。

近年「転がるビー玉」「13月の女の子」「佐々木、イン、マイマイン」「アンダードッグ」「花束みたいな恋をした」など出演作の公開が相次ぐ萩原。現在もヒロイン役を務めた「街の上で」が全国で順次公開中で、主演ドラマ「RISKY」がMBSで放送されている。「成れの果て」では、2018年製作の「お嬢ちゃん」以来となる映画単独主演を果たす。

原作は劇作家・映像作家のマキタカズオミが主宰する劇団・elePHANTMoonが2009年に上演した同名戯曲。萩原が演じるのは、8年前のある事件によって心に傷を負い上京した小夜だ。しかし事件に関わった男性が自分の姉と婚約したことを知った小夜は、いても立ってもいられず帰郷。彼女の過激な言動は周囲の人々を巻き込み、それぞれの隠れた人間性をあぶり出していく。

最初のオファーを「正直お受けする方がいいのかとても悩みました。わたしは最後に小夜がとる選択が理解できず、小夜の苦しさをきちんと共に感じることができる自信がありませんでした」と振り返る萩原。そして「ですが、とにかく小夜を守りたくて、小夜を守らなきゃいけない気がして、挑戦させていただくことにしました。想像したよりも遥かに苦しく、本当にこれが正しかったのか、今のわたしにもまだ分からないけど、わたしなりに必死に彼女を守り抜いたつもりです」と語っている。

萩原のほか、「千と千尋の神隠し」の千尋役で知られる柊瑠美、「あの頃。」の木口健太、「カメラを止めるな!」の秋山ゆずき、「全裸監督」の後藤剛範がキャストに名を連ねた。「めがみさま」「恐怖人形」の宮岡太郎が監督を務める。キャスト、監督によるコメントは下記の通り。

なお「成れの果て」の完成および2021年後半の劇場公開を目標にしたクラウドファンディングも実施。リターンなどの詳細はMotionGalleryの公式ページで確認を。

萩原みのり コメント

このお話を最初にいただいた時、正直お受けする方がいいのかとても悩みました。
わたしは最後に小夜がとる選択が理解できず、
小夜の苦しさをきちんと共に感じることができる自信がありませんでした。
ですが、とにかく小夜を守りたくて、小夜を守らなきゃいけない気がして、
挑戦させていただくことにしました。
想像したよりも遥かに苦しく、本当にこれが正しかったのか、
今のわたしにもまだ分からないけど、
わたしなりに必死に彼女を守り抜いたつもりです。
ぜひ劇場で観ていただけると嬉しいです。

柊瑠美 コメント

最初にこの役のお話をいただいた時、とんでもない役だなあと思いました。
でも、恐る恐る台本を読み進めていくと、
そこにいたあすみという役は、孤独で、幸せになりたくて、
ただただ生きていく為に必死にもがいている女性でした。
この物語に出てくる登場人物たちは皆醜い姿を見せながらも
必死に生きています。
その生きようとするパワーを観て、感じていただけたら嬉しいです。

木口健太 コメント

僕自身に出来る今のすべてを注ぎ込みました。
僕に出来ることは役を裁くことではありません。
役を演じること、そして、この物語を1人でも多くの方に届けることです。
監督のこの作品に対する想い。原作のマキタさんのこの作品に対する想い。
すべてを背負って駆け抜けた日々でした。
善悪の判断はこの物語をご覧頂く方々、
1人1人の心の中にのみ存在していると思います。
どうか1人でも多くの方に、この作品がこの世に生まれてよかったと思ってもらえるような、そんな作品になることを願っております。

秋山ゆずき コメント

宮岡監督からお話を頂いた時、
「秋山さんの声で、いっぱいしゃべり続けてもうやめて!って思うようなシーンにしたい」と言って頂いたので、そこを存分に愉しみながら臨ませて頂きました。
大福娘のこし餡担当という私自身初めての役柄で宮岡組初参加作品、
どうか一人でも多くの方に見て頂けますように。

後藤剛範 コメント

作家はエレファントムーンのマキタさん。監督は宮岡さん。
この二人の世界観は皆さんの想像より奇妙で人間っぽいものになってるんじゃないでしょうか。

宮岡太郎 コメント

かつて本作を舞台で観劇したその瞬間から、登場人物たちが抱えたコンプレックスがぶつかり合う熱量に心震わされ、いつか映画にしてみたいと考えてきました。今回、これ以上無い最高のキャスト・スタッフに囲まれてクランクインすることができ、その芝居のエネルギーは自分の想像をも遥かに超えたものになりました。そこには、苦しみながらも必死に生きてゆこうとする生々しい人間たちがいました。
この壮絶で愛おしいヒューマンドラマを、一人でも多くの観客の方にお届けしたいです。

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