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THE RAMPAGE 吉野北人と藤原樹、似た者同士な関係性 演技面で切磋琢磨し合う2人に共通するセルフプロデュース力

リアルサウンド

20/6/23(火) 6:00

 今年4月、シングル『INVISIBLE LOVE』のリリースを記念して、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)が8日間連続のインスタライブ『STALI HOMIES』を配信した。日替わりで2人ずつメンバーが登場し、それぞれの自宅から最新曲『INVISIBLE LOVE』にまつわるテーマトークや質問コーナーなどを届け大きな話題に。その反響を受けて、5月にはペアごとに異なる企画でのインスタライブ『STALI HOMIES Vol.2』も配信された。特にメンバー達が特技や個性を発揮したVol.2は、ステージで見せるクールでカッコいいイメージとは違った笑えるハプニングや名言(時には迷言も)のオンパレードで、続々とTwitterのトレンド入りを果たした。そして、「STALI HOMIES Vol.2」の3日目に突如現れた謎のトレンドワード、“うすりきこ”――。本稿では、この一言で約6万人の視聴者をざわつかせたボーカル吉野北人と、彼を支える年下パフォーマー・藤原樹による通称“ほくいつ”コンビについて、じっくりと分析していく。

(関連:THE RAMPAGE 川村壱馬&長谷川慎の共通点は? 何事にも全力投球、兄弟のような二人の絆

 顔面偏差値の高さと、2人が醸し出すほんわかとした雰囲気で、グループの中でも人気の高い“ほくいつ”コンビ。前回紹介した“かずまこ”(川村壱馬・長谷川慎/THE RAMPAGE 川村壱馬&長谷川慎の共通点は? 何事にも全力投球、兄弟のような二人の絆)が、『武者修行2016 “Get Ready to RAMPAGE”』のチームメイト(ROUTE C)だったように、吉野と藤原の2人もまた、『武者修行2016~』のチームメイト(ROUTE A)としてメジャーデビューに向けて戦った同志である。しかし、当時から兄弟愛を全面に出している“かずまこ”に対して、“ほくいつ”は似た者同士がいつの間にか一緒にいる、といった方がいいだろうか。吉野北人が1997年3月6日生まれ、藤原樹が1997年10月20日生まれということで、学年でいえば吉野のほうが1つ年上だが、先輩後輩という垣根を越えた信頼関係を築いているようだ。パフォーマーとしてのキャリアが長い藤原には、浦川翔平や長谷川慎など幼馴染のようなメンバーもいるが、今となっては、吉野が「基本みんな仲がいいんですけど、(藤原)樹と一緒にいることが多いです」(引用:livedoor)と語るほど距離の近い存在である。

 吉野といえば、個性派揃いのTHE RAMPAGEの中でも飛び抜けた天然キャラ。最近ではむしろ狙っているのでは? と思うほど“あざとかわいい”振る舞いが評判だ。しかし、マイペースなところはそのままに、藤原に対してはややツンデレ気味。藤原も「北人さんは“おじいちゃん王子”なんですよね。天然というか物忘れが激しいし、ご飯を食べるペースも遅いので」(引用:With)と紹介しているが、大の猫好きであり、自分自身も「マイペースで興味のあることにしか反応しないから、猫みたいな性格って言われます」(引用:JJネット)という藤原にとって、のびのびと自分のペースで生きる吉野は一緒にいて心地がよいのだろう。時には、『PRINCE OF LEGEND』シリーズでTeamネクストの仲間として出演した長谷川と共に、長谷川「(北人さんが演じた光輝という役は)ちょっとおバカで天然なところとか…」藤原「そのまんま」(引用:モデルプレス)と吉野をいじったり、吉野から「(樹は)いつもメディアに登場するときはクールに振る舞っているけど、本当は“むっつり”ですからね」(引用:With)「しゃべったらポンコツがバレちゃう」(参照:ランキングBOX)といじり返されることも。一緒にいることが多いからこそ、些細なことから大喧嘩に発展することもあるそうだが、その喧嘩エピソードすらもファンからは可愛いと言われている。

 また、藤原は吉野のお世話係でもあり、デビュー前と変わったメンバーについて聞かれた際には「僕年下なのでこんなこと言うのもなんですが、(北人さんは)出会った頃は本当に田舎の中学生って感じで自信なさげだったけど、今ではステージ上で「誰?」って思うくらい頼もしい存在に変わったと思います」(引用:JJネット)と保護者目線でコメント。冒頭で挙げた謎のワード“うすりきこ”は、『STALI HOMIES vol.2』の「ほくいつkitchen」(2人がチキン南蛮を作る料理企画)にて、吉野が薄力粉を“うすりきこ”と言い間違え、藤原がつっこんだことでトレンド入りしたもので、彼らのチームワークの良さが光っている。さらに「ほくいつkitchen」の配信中には、料理に集中する2人をフォローするように、リーダーの陣を始め、RIKU、浦川翔平、後藤拓磨といった“ほくいつサポーター”が連携してコメントで盛り上げる場面も。メンバーにとっても、吉野と藤原のふたりは放っておけないコンビのようだ。

 さて、ここまで“ほくいつ”コンビの関係性やエピソードを紹介してきたが、2人の大きな共通点といえばセルフプロデュース力だろう。R&Bが得意なダンスジャンルだという藤原は、体幹を活かしたしなやかなダンスに加えて、繊細に切り替わる顔の表情からも歌詞のメッセージを伝える、演技派パフォーマー。一方、ボーカル吉野も、浦川翔平が「ボーカルお三方それぞれの色があるんですけど、北人さんは見せ方がうまい」(引用:TVfan)と称賛するように、歌だけでなく、身振り手振りや流し目といった動きも含めて、曲ごとにガラッと違った表情を見せる。また、藤原は2017年に舞台『あたっくNo.1』で、吉野は2018年に『PRINCE OF LEGEND』でそれぞれ俳優デビューを飾り、THE RAMPAGEの演技チームとして切磋琢磨してきた。グループの一員としてどうあるべきか、どういうふうに見せたいのかを意識しながら、表現力を磨いてきた日々が、今のパフォーマンスに活きているのではないだろうか。

 そして、来たる7月10日には、吉野北人が初主演を務める映画『私がモテてどうすんだ』がついに全国上映スタート。マイペースながらも、THE RAMPAGEの一員として大きく一歩を踏み出した吉野。そんな彼の隣にはいつも、吉野を支える藤原の姿がある。(斉藤碧)

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