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いま、最高の一本に出会える

SCOT『サド侯爵夫人(第二幕)』

鈴木忠志演出でSCOTが三島由紀夫『サド侯爵夫人』を上演

ぴあ

19/12/9(月) 0:00

1966年に別役実らと早稲田小劇場を立ち上げて60年代の小劇場運動を牽引し、1976年には拠点を富山県利賀村に移して劇団名をSCOT(Suzuki Company of Toga)と改称、80歳を迎えた今もなお精力的に活動している鈴木忠志。その名を世界に轟かすこの演出家が2007年、全三幕から成る三島由紀夫の名作戯曲から第二幕のみを取り上げて初演した『サド侯爵夫人(第二幕)』が、12月13日(金)から23日(土)まで東京・吉祥寺シアターで上演される。利賀村と武蔵野市が姉妹都市であることからSCOT作品を頻繁に上演している同劇場に、2017年に鈴木による新演出バージョンとして登場して好評を博した舞台だ。

三島による『サド侯爵夫人』は、“サディズム”の語源ともなっている実在の小説家サドを巡る、妻のルネ夫人ら6人の女たちのドラマ。鈴木は三島の書いた言葉は変えないまま、美空ひばりの演歌を流すなどの三島の指示通りではない演出によって、三島がルネ夫人に託した芸術家としての思いを浮かび上がらせる。初日と楽日以外は鈴木によるトーク付きの上演となっているほか、中日には演劇評論家・渡辺保と鈴木が観客からの質疑にも応じる「対話」(チケット代は“ご随意に”とのこと)もあり、あわせて楽しみたい。

文:町田麻子

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