イギリス映画「ブライズ・スピリット～夫をシェアしたくはありません！」の新たな場面写真が7点到着した。

ノエル・カワードが1941年に発表した戯曲「陽気な幽霊」を原案にした本作。ベストセラー作家として名を馳せるチャールズが、かつての妻でゴーストライターだったエルヴィラを、霊媒師に頼んで呼び戻したことから騒動が巻き起こる。場面写真にはダン・スティーヴンス演じるチャールズ、レスリー・マン扮するエルヴィラ、アイラ・フィッシャー扮する現在の妻ルースのほか、ジュディ・デンチ扮する霊媒師マダム・アルカティがパフォーマンスを行う様子などが切り取られている。

マダム・アルカティによるショーの撮影が行われたのは、英ロンドン南西部に構えるリッチモンド劇場。監督のエドワード・ホールは「美術スタッフが劇場の外で『マダム・アルカティのショー』を告知する装飾をしていたところ、外を通った人たちが『リッチモンド劇場でジュディ・デンチがショーをやるの？』と勘違いし、チケットを買おうと並び始めてしまったんです（笑）」と撮影時のハプニングを明かした。

またホールは、カワード作品の魅力について「特に好きなのは、上流社会における滑稽さを上手に表現するところです。彼はハコのふたを開けるのが得意で、その下に潜む人間のおかしな本質や行動、偽善や皮肉、矛盾、混乱を暴くのがうまい」と話した。

「ブライズ・スピリット～夫をシェアしたくはありません！」は、9月10日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

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