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松本穂香が言われた「頑張らなくていいよ」 『竜の道』で玉木宏と高橋一生から学んだこと

リアルサウンド

20/9/1(火) 12:00

 玉木宏と高橋一生が双子の兄弟役で復讐を描くサスペンスドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ・フジテレビ系)。心を捨てて顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一(玉木宏)と双子の弟で国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二(高橋一生)が、養父母を死に追いやった運送会社社長・霧島源平(遠藤憲一)への復讐に奔走する。

 本作のヒロインとなるのが、竜一と竜二の血のつながりのない妹・美佐。2人が養子として引き取られた吉江家に誕生した美佐は、幼い頃に竜一に教えられた通り、真っ直ぐで、どこをとっても正しく、逆境に負けない強い女性へと成長していった。しかし、竜一と竜二にとって唯一の守るべき存在である美佐の行動が、復讐計画のみならず、双子の絆をも狂わせる事態に発展していく。

 今回リアルサウンド映画部では、美佐を演じる松本穂香にインタビューを行い、美佐の抱える想いや共演した兄役の玉木と高橋の印象について語ってもらった。【インタビューの最後にサイン入りチェキプレゼントあり】 

松本穂香が明かす、二人の兄 『竜の道 二つの顔の復讐者』インタビュー

「色んな人の気持ちが見えてくる」

ーー新型コロナウイルスの影響による放送延期を経て7月28日から放送がスタートしましたが、撮影が中断したりと、慣れないスケジュールで大変だったのではないでしょうか?

松本穂香(以下、松本):撮影は始まったら終わるのが当たり前だと思っていました。始まったものが途中でバツンと切れてしまって、また奇跡的に再開することができて、キャストが誰一人欠けることなく、最後まで無事に撮影が終わって、みなさんの元に届く。それが当たり前じゃないんだなと思いました。自粛期間中は、台本を読んだりしていましたが、あまり1人で考えすぎるのもよくないかなと思ったので、正直あまり考えないようにしてました。長いお休みに入って、また再開するというのは新しいことでしたが、みんなで一度間を置いて、それが結果的に良い方向にいったこともたくさんあるんじゃないかなとは思います。

ーー『竜の道 二つの顔の復讐者』の復讐モノとしての面白さをどう感じていますか?

松本:色んな人の気持ちが見えてくるなと思います。復讐する側から見ていたら、霧島のすごく悪いところばかりが見えてきますが、霧島にも色んな思いがあってここまでやってきていて。じっくり色んな面を見ていくと、良い、悪いを分けられない、見方によって面白さが増えてくる作品だと思います。悪い人もどうやってここまできたのかなど、本当に1人1人にストーリーがあって、だからこそ愛情がすごく見えてくる。途中は複雑に入り組んでいくことになると思うんですけど、最後にそれを通り越して見えてくるものがある。きっとラストはみなさんそれぞれに感じていただけるものがあるのかなと思います。

「自分が経験してきたかどうか」

ーー美佐は苦しい境遇の中でも、真っ直ぐな女性だなと感じます。

松本:親がいないから、運が悪いから、こういう境遇に生まれたから幸せになれないとは思わずに、自分の人生は自分で決めていくものと考えられる、強い女性ですよね。まゆみさん(松本まりか)に言われてムッとくるところがあっても、めげずに愚痴を言ったりしなかったり。でも、美佐が今まで頑張ってこれたのは、お兄ちゃんの存在が軸にあるからだと思うんです。そして、美佐が家族との思い出をずっと大切にしてきたからこそ、お兄ちゃん2人の幸せを1番に考えられる人なのかなと思いました。

ーー美佐の中に、松本さん自身が共感するような部分はありましたか?

松本:私も環境のせいにしたくないという気持ちは同じかもしれません。「こういう家庭環境だから幸せになれない」とか愚痴をこぼすのももったいないし、そこで色々諦めてしまったらもったいないという感覚は、似たものがあるのかなと思いました。竜二くんに頼りたくないような姿を見ると、美佐はやっぱり甘えがない人だと思っていて。でも私は、もう甘えられるところは、色んな人に甘えて生きていきたいと思う方なので、思いやりのあるところはもっと見習いたいです(笑)。

ーー美佐は、まゆみや竜一が表に見せていない気持ちを理解できる人だと感じました。美佐は、なぜその人が抱えているものを察することができるんでしょう?

松本:自分が経験してきたかどうかなのかなと思います。やっぱり自分が無理して笑った経験がないと、人が無理してるのも多分わからないので。美佐もこれまでにあのような瞬間があったからこそ、花火のシーンでは竜一に声をかけたんだろうなと思いました。

ーー松本さん自身はそういう経験はありますか?

松本:結構感じる方かなと思います。気にしいだったりもするので、相手の表情をみて、こう思ってるのかなとか考えたり……。花火のシーンは、美佐も自分の意識していないところで何かを感じたから、ハンカチを取り出すまでにいったのかなと自分の中では考えました。泣いてる人がいたら「あっ」てなるけど、何か感じるものがあって、勝手に動いちゃったのかなって。

「頑張ります」って言ったら「頑張らなくていいよ」

ーー2人の兄を演じる玉木宏さんと高橋一生さんの現場での印象はどうでしたか?

松本: 玉木さんを見ていると、お芝居ってその人そのものが出てくるんだなとすごく感じました。美佐を見る目が優しくて、でも熱いものも感じる。玉木さんのすごく優しい人柄が伝わってくるお芝居ばかりでした。私はとても人見知りなんですが、現場で話しかけてくださるので、玉木さんには最初から緊張せずにお話ができて、役柄的にもありがたかったです。一生さんはこれまで作品を観させていただいていて、すごい方だと思っていたので、実際に一緒にお芝居をやらせていただいて、細かい動きや表情、仕草においても、その場にいる私が何をしても対応してくださって、改めてすごさを感じました。お芝居なんだけど、お芝居じゃないところでやっているようなリアルな感じがあって、引っ張っていただけたところがたくさんありました。

ーー撮影現場で2人の姿から吸収したことはありましたか?

松本:「頑張ります」って言ったら「頑張らなくていいよ」と返してくださいました。色々経験されてきたお2人だからこその言葉をいただけた気がしました。「私も頑張ってついて行かなきゃ」ではなくて、きっと「あるものでいいんだよ」と大きく受け止めてくださった。それくらいのリラックス感でやったほうがいいんだろうなと、 すごくいい刺激をもらいました。

ーーこの物語を通して、松本さん自身が受け取ったメッセージはありますか?

松本:美佐の気持ちをずっと考えてやってきて、もっと周りの人を大切にできたらいいなと思いました。美佐ってすごく周りの人に思いやりや愛情を持って接することができる人で、自分が普段そこまでできているかと考えると、足りないなと思ったり。もっとちゃんと生きなきゃなとは思いました。きっと兄弟2人も後悔していることとかいっぱいあるけど、後悔先に立たずというのは嫌なので。色んなことをシンプルに大切にしていきたいなと思いました。

■放送情報
『竜の道 二つの顔の復讐者』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:玉木宏、高橋一生、松本穂香、細田善彦、奈緒、今野浩喜、渡辺邦斗、 落合モトキ、西郷輝彦(特別出演)、松本まりか、斉藤由貴、遠藤憲一ほか
原作:白川道 『竜の道』 (幻冬舎文庫)
脚本:篠崎絵里子(「崎」は「たつさき」が正式表記)、守口悠介
音楽:村松崇継
主題歌:SEKAI NO OWARI 「umbrella」(ユニバーサル ミュージック)
オープニング曲:ビッケブランカ 「ミラージュ」(avex trax)
プロデュース:米田孝、水野綾子
演出:城宝秀則、岩田和行、紙谷楓、吉田使憲
制作:カンテレ、共同テレビ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/ryu-no-michi/
公式Twitter:https://twitter.com/ryunomichi_ktv

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