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新作も待機中。“寅さん”がデジタル修復版でスクリーンに帰還

ぴあ

『男はつらいよ』 (C)松竹株式会社

12月末に50作目の公開を控える『男はつらいよ』シリーズの人気作15作品がデジタル修復版で上映される。どの作品も映像や音質を公開時と同等かそれ以上に洗練させたバージョンで、日本中が愛した車寅次郎がスクリーンに帰還する。

渥美清が主演を務める『男はつらいよ』は、テレビシリーズとしてスタートした後に映画館に活躍の場を移し、1969年に映画第1作目が公開になった。大ヒットを記録した本作は、山田洋次が全作品の原作と脚本を担当。数本を除いてほぼ全作を山田が自ら監督し、映画会社の人気シリーズになるだけでなく、日本のお正月や夏の風物詩として人々から愛されるようになった。

渥美がこの世を去ったことでシリーズは終了したが、その人気は衰えることがなくビデオやDVD、テレビ放送での人気は現在も高い。誕生50周年を迎える2019年にシリーズ50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開されることが決まると大きな話題を集めた。

今回の特集は、長い時間をかけて4Kデジタル修復された全49作の中から15作品をセレクト。公開時の映像や音響を再現するだけでなく、山田監督も驚くほどのクオリティで修復が行われたそうで、どの世代が観ても楽しめる映像で上映が行われる。

そのほか、本シリーズは初のBlu-ray化、葛飾柴又寅さん記念館リニューアル、寅さんサミット、落語のスペシャルイベント、企業とのコレボレーションなど、様々な取り組み/プロジェクトが進行している。

「男はつらいよ 4Kデジタル修復版上映」
10月25日(金)から11月7日(木)まで
東京・角川シネマ有楽町

11月22日(金)から12月5日(木)まで
2020年1月10日(金)から1月23日(木)まで
名古屋・ミッドランドスクエアシネマ
大阪・なんばパークスシネマ
ほか全国の劇場にて順次公開予定

※2020年春以降、全49作(特別篇を含む)の4Kデジタル修復版上映も予定

『男はつらいよ お帰り 寅さん』
12月27日(金)公開

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