『フォルトゥナの瞳』特集
有村架純インタビュー「ラブストーリーをやっている神木くんを客観的には見られなかった」
第3回
19/2/1(金)
(C)2019映画「フォルトゥナの瞳」製作委員会
死の迫った人間の運命が見えてしまう青年・慎一郎に生きる希望を与えながら、自らも死の運命に直面してしまうヒロイン・葵。演じる有村架純に、葵というキャラクターのこと、4度目の共演となる神木隆之介のことを聞いた。
─── 撮影を終えての当時のお気持ちは?
ファンタジー要素がある作品ですけど、それが葵や慎ちゃんにとっては日常で。非日常も観ている人がリアルに感じられるように演じることができているといいなと思いました。
─── 葵は秘めた部分を持っているキャラクターですね。彼女はどういう女の子だと感じていましたか?
慎ちゃんとは対照的な存在ではいたかったんです。客観的に見ると、何も抱えてない純粋な、素直な女性像というイメージ。きっと表情も日常的には豊かな子だろうし。明るく振る舞ってる人ではあって。でも、どこか何かに背を向けて生きている女の子でもある。本当のところは自分のそういった考え方に後ろめたさもあったりして。
常に何かをごまかしながら生きてるような子なのかなと私は感じていました。笑うことでごまかせる。明るくすることで何かをごまかせる。自分の本当の感情をごまかしながら生きているから、人から見た葵はそういう明るい像になっているのかなと思いました。
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