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バロック音楽界の巨匠鈴木雅明初登場! 「NHK交響楽団10月公演」詳細決定

ぴあ

20/9/15(火) 12:20

鈴木雅明 (C)Marco Borggreve

新型コロナウィルス感染拡大の影響によって中止となった「定期公演」に代わる新たな主催演奏会、「NHK交響楽団10月公演」の詳細が発表された。

注目は、手兵バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)との共演によるバッハ演奏で世界的評価を高め、日本を代表する指揮者の一人として活躍する鈴木雅明のNHK交響楽団初登場だ。近年ニューヨーク・フィルハーモニック、バイエルン放送交響楽団をはじめモダン・オーケストラとの共演も多い鈴木と、日本を代表するオーケストラN響との共演は、大きな話題となることだろう。

公演は、NHKホール、東京芸術劇場、サントリーホールの3会場6公演。プログラムには、ウィーン古典派、新旧のスウェーデン作品、そして武満と多彩なレパートリーが用意されることも楽しみの1つだ。

これまで交わることのなかった2つの大きな個性の邂逅がどのような化学反応を起こすのか。興味津々!

■プログラム・日程

[NHKホール]
10月17日(土)6:00pm、18日(日)3:00pm
指揮:鈴木雅明

ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調 Hob. I-101「時計」
モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K. 543

[東京芸術劇場]
10月22日(木)7:00pm、23日(金)7:00pm
指揮:鈴木雅明
サクソフォーン:須川展也

武満徹:デイ・シグナル
武満徹:ガーデン・レイン
武満徹:ナイト・シグナル
ラーション:サクソフォーン協奏曲 作品14
ベルワルド:交響曲 第4番 変ホ長調「ナイーヴ」

[サントリーホール]
10月28日(水)7:00pm、29日(木)7:00pm
指揮:鈴木雅明

シューベルト:交響曲 第2番 変ロ長調 D. 125
シューベルト:交響曲 第4番 ハ短調 D. 417「悲劇的」

■料金
(全公演共通/全席指定)
一般:S-7,000円、A-5,500円、B-3,500円
ユースチケット(25歳以下):S-4,200円、A-3,000円、B-1,500円

<10月公演限定 WEBセレクト3> [S席のみ/WEBチケットN響限定販売]
「NHK交響楽団 10月公演」6公演のうち、3公演以上まとめて購入すると、S席一般料金が20%割引となるお得なチケットです
[2020年10月16日(金)23:59まで WEBチケットN響で販売]

■発売開始日
先行発売:9月15日(火)11:00am
一般発売:9月17日(木)11:00am
※前売所、お問い合わせ先等については、各公演のページでご覧ください。

・休憩なしの1時間程度の公演となります
・感染症予防対策のため、座席間隔を十分にとり、販売座席数を制限いたします
・今後の状況によっては、出演者や曲目等が変更となる場合や、公演が中止となる場合があります。あらかじめご了承ください
・チケットのご購入・ご来場の際には、「感染症予防対策についてのご案内」を必ずお読みください

■指揮:鈴木雅明 Masaaki Suzuki, conductor

(C)Marco Borggreve

鈴木雅明に国際的な名声をもたらしたのは、まずそのバッハ演奏である。オルガンそしてチェンバロ奏者としてはもとより、1990年に結成した合唱団とピリオド楽器オーケストラからなる、「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」との活動は、1995年から18年がかりで完結した教会カンタータ全曲演奏および録音という壮挙をはじめ、多くの実りを現代のバッハ演奏にもたらした。近年はBCJのほか海外のピリオド楽器オーケストラ、モダン楽器オーケストラとの共演も多く、ハイドンからマーラー、ストラヴィンスキーに至る幅広いレパートリーに新鮮なアプローチを聴かせている。これまでにニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、デンマーク国立交響楽団、ベルリン・ドイツ管弦楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団などに客演。

東京藝術大学作曲科および同大学院オルガン専攻で学び、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でトン・コープマンらに師事。東京藝術大学古楽科設立に携わり、2010年まで20年にわたり指導した。2001年ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章、2011年紫綬褒章、2013年サントリー音楽賞(バッハ・コレギウム・ジャパンと共に)など受賞多数。

NHK交響楽団との共演はこれが初となる。

(矢澤孝樹/音楽評論家)

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