Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

「タンカープロジェクト」の軌跡と現代美術展「documenta 15」への構想とは? 展覧会「Tanker Project ― Prologue:Road to documenta fifteen」開催

ぴあ

「Tanker Project ― Prologue:Road to documenta fifteen」

続きを読む

「Tanker Project ― Prologue:Road to documenta fifteen(タンカープロジェクト ― プロローグ:ドクメンタ15への道)」が11月19日(金)から11月28日(日)にかけてBankART KAIKOで開催される。

それぞれの地域でそれぞれに形成されていた無数の小さな人間社会が、猛烈なスピードでひとつの世界になろうとしている現代。大きくて、けれども小さくなる地球のあちこちに、その軋轢が生まれている様だ。

「タンカープロジェクト」は、軋轢を乗り越えるアートエネルギーを載せ、仮想と現実の海を自在に航海するプロジェクト。インターネットの海に、それぞれの小さな社会から、大きなひとつの地球を観るためのアート船を航海させている。

本展は、このプロジェクトが来年6月にドイツのカッセルで行われる現代美術展「documenta 15」に参加することを受けたキックオフ展覧会だ。

「Documenta 15」には美術という枠に括りきれない様々なアーティストが参加しており、初のアジア人ディレクターチーム・ルアンルパが掲げたテーマは「No Art, Make Friends」と「Lumbung(ルンブン)」 。そこに日本から唯一参加するのがアーティストとグループの共同活動 「CINEMA CARAVAN+栗林隆」だ。両者とも「タンカープロジェクト」の乗船メンバーである。

タンカー搭乗アーティストの作品と共に彼らが共同でたどってきた軌跡、そして「documenta 15」に向けた新たな構想と作品が「Tanker Project ― Prologue:Road to documenta fifteen」で紹介される予定だ。

例えば「旅・移動」は「タンカープロジェクト」の基調となるテーマのひとつ。「農民」と「遊牧民」、「定住民」と「漂泊民」のような二項対立的な図式ではなく、日常の延長として移動を捉え考えていく。キックオフ展では、旅と移動をテーマとした作品とともに、それぞれの故郷(拠点)で実践するLumbung的な活動も展示される。

「Lumbung」とは、インドネシアの米倉とそれを管理する共同体を差す概念。地域を作り、共同で蓄え、分かちあうコミュニティ。なぜ今、現代美術展として「No Art, Make Friends」なのか。「タンカープロジェクト」が目指すものは何なのか。

それを示すため「Documenta 15」ディレクターチーム・ルアンルパの中心メンバーであるイスワント・ハルトノ氏をゲストに迎え、Tanker Project発起人の栗林隆、CINEMA CARAVAN代表・志津野雷によるクロストークも開催予定。

<出展アーティスト・団体>
栗林隆(日本)
志津野雷(日本)
シネマ・キャラバン(日本)
バルトロメイ・トグオ(カメルーン / フランス)
バンジュン・ステーション(カメルーン)
カルロス・ガライコア(キューバ / スペイン)
アーティスタ×アーティスタ(キューバ)

■展示情報
展覧会名:「Tanker Project ― Prologue:Road to documenta fifteen」
タンカープロジェクト ― プロローグ:ドクメンタ15への道
11月19日(金)~11月28日(日)開催

会場:BankART KAIKO
時間:11:00-19:00
料金:700円(中学生以下及び、障がい者手帳お持ちの方と付き添い1名は無料)
公式サイト:https://www.tanker-project.com

クロストーク企画:
<Tanker Project:documenta 15 トーク イスワント・ハルトノ × 栗林隆 × 志津野雷>
11月20日(土)17:30-
※要予約:tanker-project.com/contact/より

アプリで読む