特撮テレビシリーズ「サンダーバード」の完全新作エピソードとなる「サンダーバード55／GOGO」の特報がYouTubeで公開された。

1965年にイギリスで放送開始された「サンダーバード」は、“国際救助隊”と名乗る秘密組織が、スーパーメカ“サンダーバード”を駆使して危機に直面した人々を救う人形劇。「サンダーバード55／GOGO」は、シリーズの日本放送開始55周年を祝して発足した「サンダーバード55周年プロジェクト」の目玉企画だ。本国イギリスの熱狂的なファンがクラウドファンディングによって制作した3話のエピソードを、日本公開用に再編集した特別版となる。同エピソードは、ラジオドラマとして書かれた脚本をもとに特撮人形劇の撮影手法“スーパーマリオネーション”を使って制作されたもので、スティーヴン・ラリビエー、ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオットが監督として参加した。

YouTubeで公開された特報では、オリジナル作品でもおなじみの「ファイブ！ フォー！ スリー！ トゥー！ ワン！」のカウントダウンが、新たな映像とともに映し出される。

またこのたび、再編集にあたって「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」の樋口真嗣が構成を担当することも明らかに。樋口は「もっと愛が深い“サンダーバー道”の大先輩たちを差し置いてワタシ如き若造が、まことに僭越ではございますが、ゼロエックス、スカイシップ1に続く劇場公開を目指して鋭意出動準備中（Standby for Action!）であります」とコメントしている。

なお、「サンダーバード55周年プロジェクト」ではシネマコンサートや希少なグッズ販売も実施。シネマコンサートの会場では、特典が付いた限定絵柄の先行ムビチケが販売される。詳細は55周年記念特設サイトで確認を。

「サンダーバード55／GOGO」は、2022年に劇場公開およびデジタル配信される。

樋口真嗣 コメント

何年か前に酒場で酔って見た記憶がありました。サンダーバードの未発表のオリジナル音源が見つかって、オリジナルの操り人形（マリオネット）を使い、かつてのスタッフが集まって映像化──。まるで夢のような出来事でしたが、あれは夢ではなかったのです。ノーCGのスーパーマリオネーションの復活なのです！
もっと愛が深い“サンダーバー道”の大先輩たちを差し置いてワタシ如き若造が、まことに僭越ではございますが、ゼロエックス、スカイシップ1に続く劇場公開を目指して鋭意（Standby）出動（for）準備中（Action!）であります。ご期待ください。

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