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佐藤浩市が「怪物」に 永瀬正敏×菜 葉 菜『赤い雪』新写真&コメント公開

CINRA.NET

18/12/4(火) 6:00

©『赤い雪』製作委員会

映画『赤い雪 Red Snow』の新場面写真が公開された。

2月1日から公開される同作は、実際に起きた少年失踪事件をもとに、失踪した少年の兄・白川一希と、事件の容疑者の1人娘・江藤早百合の姿を描いた作品。事件から30年後、事件を追う記者の木立省吾が一希と早百合を引き合わせたことをきっかけに、被害者の兄と容疑者の娘という立場で共に心に傷を持つ男女の運命が交錯していくというあらすじだ。一希役に永瀬正敏、早百合役に菜 葉 菜、木立役に井浦新がキャスティング。同作が長編映画デビュー作となる甲斐さやかが監督と脚本を務めた。

今回公開された場面写真には、佐藤浩市演じる宅間隆が口に煙草を咥える姿などが写し出されている。早百合の母・早奈江の内縁の夫で事件から30年後も早百合と同居する宅間は、早奈江と出会ったことで翻弄され、狂気の片鱗をちらつかせるキャラクター。佐藤は「事象は記憶の中で、少しづつ印象を変えて人の心の中に根ざします。そんな心の歪さを陰鬱に描く赤い雪で、僕の演った宅間は他人の痛みには一切心を揺さぶられる事なく、己が欲望の為だけに動く怪物です。しかしそんな怪物が現実社会では平然と隣に座っているかもしれない、その今をやらせて頂きました」とコメントを寄せている。

佐藤浩市のコメント

真実だけが残るのか、残ったものが真実なのか?
霧散していった事柄の中に真実は隠れていなかったのか。
事象は記憶の中で、少しづつ印象を変えて人の心の中に根ざします。
そんな心の歪さを陰鬱に描く赤い雪で、僕の演った宅間は他人の痛みには一切心を揺さぶられる事なく、己が欲望の為だけに動く怪物です。
しかしそんな怪物が現実社会では平然と隣に座っているかもしれない、その今をやらせて頂きました。

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