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アジアのアートシーンを牽引するリー・キット。日本の美術館では初となる個展を原美術館で開催

ぴあ

18/8/31(金) 18:09

(c)Lee Kit, courtesy the artist and ShugoArts

2013 年のヴェネチア・ビエンナーレで脚光を浴び、アジアのアートシーンを牽引する注目の作家、リー・キットの個展が、原美術館で9月16日(日)より開催される。

1978年に香港で生まれたリー・キットは、中国への返還(1997 年)を経て変貌していく故郷・香港でアーティスト活動を開始した。2013 年には、ヴェネチア・ビエンナーレの香港館でインスタレーションを発表。『ウォール ストリート ジャーナル』紙が「必見の展示ベスト 5」に取り上げ、国際的な注目を集めるようになった。

近年は台北を拠点に、欧米やアジア各地で作品を発表。絵画やドローイング、プロジェクターの光や映像、さらには家具や日用品等を配置し、展示空間全体を淡い色調の絵画のように仕上げたインスタレーションが特徴的だ。アートという表現を通して自身のあり方を問い、自分が今生きる世界と向き合う。そして、展覧会を開催する街、その場所の空気や感情に静かに寄り添った作品を創り上げる。

同展は、その独特の世界観がアートシーンで注目を集めるリー・キットによる、日本の美術館では初となる個展。会場となる原美術館は、もともと原家の私邸であり、第二次世界大戦を乗り越え、GHQから返還された後に美術館となった建物だ。そのような空間で、リーが何を感じ、どのような“絵画”を描くのか。この場所だからこそ展開される新作インスタレーションに注目したい。

【開催情報】

リー・キット『僕らはもっと繊細だった。』

9月16日(日)〜12月24日(月・祝)原美術館にて開催

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