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KinKi Kidsの“2人どんなもんヤ!”は格別だ 手作り帽子にうちわ……ジャニーさんにまつわる秘話も

リアルサウンド

19/9/4(水) 6:00

 『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)8月26日&9月2日放送回に、堂本光一と堂本剛が2人揃って登場。それぞれがソロでまったりと語る“1人どんなもんヤ!”も魅力的だが、やはり夫婦漫才のようにかけあいが加速していく“2人どんなもんヤ!”は格別だ。

(参考:KinKi Kids、THE ALFEEとのジャンルの枠を超えた関係性 「メリーアン」コラボまでの軌跡を辿る)  

 8月26日回は夏の終わりにふさわしく、オープニングから堂本剛の部屋にセミが入り込んだ話で弾む。子どものころ、Tシャツの中にカブトムシを入れられたことをきっかけに、虫が苦手になってしまった堂本剛。それからセミも掴むことができないようだ。「ビービービーなるやん」「抵抗する力、俺イヤなんですよ、あの、虫の」と話す堂本剛に、「わかるわかるわかる」「わかるよー」といつのまにか虫が苦手になったという堂本光一も全面同意。息ピッタリに話が進んでいくも、堂本剛が「あ、これ無理やと思って。ごめん、お姉ちゃん今何してる?」と実姉に助けを求める電話したことを明かすと、思わず堂本光一の口からは「情けない~(笑)」とツッコミが入る。

 そして、セミの突然来訪からゴキブリの大量発生へと話題が移ると、堂本剛は「こっちにふわって飛んでくるやん。なんか知らんけど、うぁああああ! って、めっちゃデカい声出したわ。外で」と、ビビりまくった悲鳴を再現。それを、堂本光一はすっかり気に入ったようで、堂本光一は「あははは! もう1回言って今の(笑)」と、まさかのおねだり。「うぁああああ!」(堂本剛)、「ひゃははははは!」(堂本光一)と、気づけばオープニングだけで10分近くもしゃべりまくっていた。

 そんな和気あいあいとした雰囲気の中、さらに盛り上がりを見せたのが、中居正広が司会を務めた特番『音楽の日』(TBS系)で、堂本光一が被っていた帽子について。黒い帽子に“vanson”と手描き文字が書かれた帽子。ジャニーズファンなら、それが亡きジャニー喜多川氏のものだとピンとくるものだ。これは「楽屋で“よしっ!ジャニーさん帽子作るか!”と、思い立って……」と、当日の思いつきで堂本光一自らが手作りしたのだという。

 そんな堂本光一を、堂本剛は「一生懸命作ってたよな」と温かく見守っていたようで、その楽屋の様子を想像するだけで微笑ましい。MCを務めた中居も、光一の帽子をちらっと見て「いいじゃん」と笑ってくれたと言うから、改めて3人の関係性も愛しく感じる。

 さらに、堂本光一が「剛くんもジャニーさんの葬儀のときにあった、あのうちわ!?」と、振ると、「そう、家に置いてきちゃってたのよ~」と2人でニヤニヤ。ジャニー喜多川氏の家族葬の際、コンサートでファンが持参するような手作りうちわを滝沢秀明が用意したのだという。

 「ジャニーさんの人生で最初で最後のステージです」と、泣くよりも笑うことを好んだというジャニー喜多川氏の想いを汲んでのアイテムだったようだ。“目見て!“、”ウィンクして!“、そして“YOUって言って!“の3種類があったようだが、「どなたか使われますか?」の問いかけに、「すいません、ください!」と率先して手を挙げた堂本剛。だが、そのあとに誰も続かなかったと語り、笑いを誘う。

 しかも、葬儀は粛々と進んでしまったために「いつ使うん?」と困惑。結果、バス移動の際に暑さを凌ぐために仰ぐという、本来のうちわとして活用するという事態に。加えて、なぜかNEWSの手越祐也が素知らぬ顔で持って帰ろうとし、スタッフに「それ剛くんの!」と止められるという面白話に昇華したのだから、きっと天国のジャニー喜多川氏も笑ってくれているに違いない。

 ちなみに、9月2日放送回では、先日2020年のCDデビューが発表された、ジャニーズJr.の2ユニット、SixTONESとSnow Manについて話すことに。だが、冒頭からうっかり堂本剛がSixTONES(ストーンズ)を「シックスストーンズ」と読み間違えてしまう事態が発生。すると、堂本光一も「んふふふふ。読まれへんよね」と応戦し、「ちょっとジャニーさんに電話してもらっていい?」(堂本剛)、「うん~、ジャニーさん、これ読まれへんわ~」(堂本光一)と、生前と変わらぬやりとりに胸が熱くなった。

 かつてV6のメンバーが表舞台に立ちたがらないジャニー喜多川氏の逸話やモノマネを披露し始めたのは、KinKi Kidsのふたりからだと、話していたことがある。今後“ジャニーさん“エピソードが更新されないのは寂しい限りだが、これからも2人の口から楽しげに“ジャニーさん伝説”が語られることを楽しみにしている。(佐藤結衣)

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