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写真家・鷹野隆大、初の大規模展覧会を国立国際美術館にて開催

ぴあ

《2017.09.23.#12》2017 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

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2006年、写真集『IN MY ROOM』(2005年刊行)によって第31回木村伊兵衛写真賞を受賞した鷹野隆大(1963-)の美術館では初となる大規模展覧会が、6月29日(火)より国立国際美術館にて開催される。

ジェンダーやセクシャリティをテーマとする写真家として認知されている鷹野だが、1998年から毎日欠かさず写真を撮るプロジェクト「毎日写真」を実践し続け、写真という媒体の特性とその限界について、考察を重ねてきた。

同展では、鷹野の芸術活動の根幹を成すその「毎日写真」を主軸としながら、ジェンダー・セクシャリティ系の出世作や、「毎日写真」から派生した日本特有の無秩序な街並みの写真「カスババ」、定点観測的な「東京タワー」など、約130点を時系列に紹介。鷹野隆大の思索の変遷をたどる。

また、東日本大震災後の混乱した日々のなかで、自分の足元にまとわりついてくる黒いもの=影が気になりだし、シリーズとして発表している「影」の作品を実体験できるコーナ―も登場。作品と同じセッティングを使って、自分の影をスマホで撮影することができる。

《2018.11.14.#05》2018 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
《赤い革のコートを着ている》2002 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
《2011.03.11_T》2011 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
《2018.03.03.D.#02》2018 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

【開催概要】
『鷹野隆大 毎日写真1999-2021』
会場:国立国際美術館
会期:2021年6月29日(火)~9月23日(木・祝)
時間:10:00~17:00(金土は21:00まで、入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(8月9日、9月20日は開館、8月10日休)
料金:一般1200円、大学生700円 ※金土は夜間割引あり
公式サイト:https://www.nmao.go.jp/events/event/takano_ryudai/

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