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私たちの生きる現在を考える『記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18』開催中

ぴあ

山元彩香《Untitled #286, Mzimba, Malawi》〈We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers〉より 2019年 © Yamamoto Ayaka, courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

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創造的な活動を支援し、将来性の高い作家を発掘するための場として、東京都写真美術館が開催している『日本の新進作家展』。18回目となる今回は「記憶は地に沁み、風を越え」をテーマに、私たちの身体と土地、風景、そしてその記憶との関わり合いについて、多様なアプローチで追求する5組6名の写真・映像表現を紹介している。

デジタルとアナログの両方を用い、風景・イメージの多層的なレイヤーを作り出す吉田志穂。映像作品、インスタレーション、写真、絵画など様々なメディアを駆使しながらも、真摯に、時にユーモアをも交えながら表現する潘逸舟。自然災害とそこに暮らす人々、そしてその伝承・語りを、映像を中心に作品化する小森はるか+瀬尾夏美。10年以上にわたってアイヌの人々を撮影し続け、民族という類型化に疑問を投げかける池田宏。馴染みのない地域で、言語を越えて、身体と無意識の関係性を追求する山元彩香。

グローバル化とボーダレス化のあり方が変容し続ける社会にあっても、歴史、風習、伝承など、それぞれの地域や土地特有の記憶は様々な形であり続ける。そこに居続けること、移動することを繰り返してきた人類の歴史の中で、今、私たちはどのように土地・風景と対話し、他者とどのように関わることができるのか? 映像作品も多いので、時間をかけてじっくり向き合ってみたい。

出品作家:吉田志穂/潘逸舟/小森はるか+瀬尾夏美/池田宏/山元彩香

潘 逸舟《トウモロコシ畑を編む》2021年 ©Han Ishu, courtesy of ANOMALY
池田宏《Coppe, 千歳市 2015年9月》〈AINU〉より 2015年 ©Ikeda Hiroshi
小森はるか+瀬尾夏美《山つなみ、雨間の語らい》2021年 ©Komori Haruka+Seo Natsumi
吉田志穂〈砂の下の鯨〉より 2016年 ©Yoshida Shiho, courtesy of Yumiko Chiba Associates

【開催概要】
『記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18』
会場:東京都写真美術館 3階展示室
会期:2021年11月6日(土)~2022年1月23日(日)
時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館)、12月28日~1月1日、4日
料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 
※1月2日(日)、3日(月)、21日(金)は無料
公式サイト:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4033.html
※日時指定予約を推奨

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