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晴天の浅草に太鼓の音が鳴り響く、平成中村座「十一月大歌舞伎」本日開幕

ナタリー

18/11/1(木) 12:19

平成中村座「十一月大歌舞伎」十八世中村勘三郎七回忌追善より、一番太鼓の儀の様子。

平成中村座「十一月大歌舞伎」が本日11月1日に東京・平成中村座で開幕。これに先駆け、本日同所で一番太鼓の儀が執り行われた。

「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでいただきたい」という十八世中村勘三郎の思いから、2000年に誕生した「平成中村座」。今回の興行は、10月に東京・歌舞伎座で上演された「芸術祭十月大歌舞伎」に続き、勘三郎の七回忌追善公演として行われる。

一番太鼓の儀には、中村七之助と田中傳次郎が出席。抜けるような晴天のもと、多くの観衆が見守る中、七之助からばちを受け取った傳次郎は、厳かな太鼓の音色を響かせた。一番太鼓の儀を終えた七之助は「このたび、『平成中村座』で父・勘三郎の追善興行を催させていただくこととなりました。これもひとえに皆様のおかげでございます」と謝辞を述べつつ、「今、京都四條南座でも一番太鼓を打っているそうで。一番太鼓の儀が東と西で同時に行われるのは非常に珍しいことです」と笑顔で語る。

また七之助は「父は、まさかこんなに早く自分の追善興行が執り行われるとは思っていなかったでしょう。今回の『中村座』では、孫の(中村)勘太郎と(中村)長三郎が奮闘しておりますので、『自分も出演したかった』と、父も向こう(彼岸)で悔しがっていると思います」と亡き父に思いを馳せながら、「諸先輩方や後輩たちの協力のもと、1カ月間熱く勤める所存です。千秋楽まで応援のほどよろしくお願いします」と挨拶した。

平成中村座「十一月大歌舞伎」は、本日11月1日から26日まで。昼の部では「源平布引滝 実盛物語」「近江のお兼」「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」、夜の部では「弥栄芝居賑」「舞鶴五條橋」「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」が披露される。

平成中村座「十一月大歌舞伎」十八世中村勘三郎七回忌追善

2018年11月1日(木)~26日(月)
東京都 平成中村座

昼の部:「源平布引滝 実盛物語」「近江のお兼」「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」
夜の部:「弥栄芝居賑」「舞鶴五條橋」「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」

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