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押井守の あの映画のアレ、なんだっけ?

シェイクスピア作品のおススメを教えてください!

月2回連載

第34回

ウィリアム・シェイクスピア(1564~1616)の肖像画

Q.
自粛期間中、私も押井さん同様にシェイクスピアを読んでいました。『マクベス』が気に入ったので、ロマン・ポランスキーの作品を観てみようと思っています。押井さんはイアン・マッケランの『リチャード三世』がお気に入りのようですが、他におススメがあったら教えてください。

── 押井さん、今回はシェイクスピアです。押井さんと同じように自粛中、シェイクスピアを楽しんだ方がいたようです。

押井 有意義な時間の使い方ですよ。

イアン・マッケランの『リチャード三世』(95)は昔、TVでチラっと観て面白そうだなと思い、ずっとDVDを探していたんです。もう廃盤のせいなのか、結構な値段がしちゃったけどね。

── 私は観てないんですが、面白かったですか?

押井 世界観の作り方が面白い。舞台を第1次大戦中に変えているから、戦車が壁をぶち破って登場したり、モーゼルでヒュンヒュン撃ちあったりと、映画ならではの世界観。第1次大戦を舞台にしたエンタテインメントになっていた。

イアン・マッケランが主演した『リチャード三世』。本連載第25回で、押井さんは本作について「すでに廃盤だったので2万8000円も払って中古DVDを買った」と発言。

シェイクスピアは舞台でありとあらゆるパターンをやってきた。やり尽くされたと言ってもいい。それを今更、どう演出するんだ、そこに興味があったんだけど、良かったと思うよ。それだけ翻案しながら、原作のツボである未亡人をたらしこんだり、謀殺したりはちゃんと表現されているからね。役者の演技に頼ってないところもいいですよ。

── 押井さんはシェイクスピアの中で『リチャード三世』が一番好きなんですか?

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