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大島幸久 このお芝居がよかった! myマンスリー・ベスト

3月の1位は異常な緊張感に包まれた『ピサロ』、渡辺謙のスケールの大きさに“最優秀主演男優賞”!

毎月連載

第17回

20/4/2(木)

『ピサロ』チラシ

3月に観たお芝居myベスト5

① 『ピサロ』 PARCO劇場(パルコ劇場)(3/21)
② こまつ座『きらめく星座』紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA (3/11)
③ unrato『冬の時代』 東京芸術劇場 シアターウエスト(3/26)
④ ミュージカル『サンセット大通り』 東京国際フォーラム ホールC(3/25)
⑤ 文学座アトリエの会『歳月/動員挿話』 文学座アトリエ(3/19)

*日付は観劇日。3/1〜30 までに観た16公演から選出。

悲鳴、そして諦め、絶望──。新型コロナウイルス感染症に襲撃された3月の演劇界は多くの芸能・芸術界同様、悲惨な状況になった。公演の延期や中止に追い込まれた。3月17日に公表された舞台や音楽ライブなどの公演の損害額が推計約450億円に上った。それ以降も次々と延期・中止は止まらず、3月22日時点で演劇界の損害額の推計は110億(執筆者個人調べ)を超えた。

ところが拡大する一方の損害はスピードを加速。3月終了時点では、4月上旬までの延期・中止となった公演を含めると150億円は下らないと思える。

2月下旬から入り始めた当方へのキャンセル連絡は30公演。スケジュール空白の日を見ると情けなくなった。歌舞伎公演は全滅。宝塚歌劇やジャニーズの公演、大劇場公演から小劇団、小グループの公演を全国的に調べるとさらに気が滅入る。

イベントにしても鶴屋南北戯曲賞、松尾芸能賞の授賞式も中止か延期となった。5月から開幕予定の13代目市川團十郎襲名公演に向けた「祝う会」も中止になった。そんな状況下、何とか観劇できた中からベスト5を厳選した...

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