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藤原竜也がチェーホフ版“肉食男子”に、森新太郎演出「プラトーノフ」本日開幕

ナタリー

19/2/1(金) 12:33

「プラトーノフ」より。(撮影:渡部孝弘)

藤原竜也主演「プラトーノフ」が、本日2月1日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕する。

本公演は、森新太郎の演出でアントン・チェーホフの作品を上演する新シリーズの第1弾。19世紀末のロシアを舞台とした「プラトーノフ」は、教師プラトーノフと彼を取り巻く4人の女性の交錯する愛を描いた作品で、破滅へ向かう主人公プラトーノフ役を藤原、ロシア将軍の未亡人アンナ役を高岡早紀、プラトーノフの元恋人ソフィヤを比嘉愛未が演じ、プラトーノフの妻サーシャ役を前田亜季、大学生のマリヤ役を中別府葵が務める。

開幕に際し、主演を務める藤原は「森さんの情熱に負けないよう必死で食らいついてきました」と稽古を振り返り、「やれるべき準備はすべてしてきたと思います。前提知識はまったく必要なく、どなたにでも楽しんでいただける作品に仕上がっていますので、ぜひ劇場に足をお運びいただきたいと思います」とコメント。また演出を手がける森は「今回、初めてチェーホフを演出しましたが、やはり強敵でした」と所感を述べつつ、「この作品は、チェーホフが若い時に書いた作品ですが、まさにそれにふさわしいエネルギーが爆発する芝居になっていると思います」「藤原竜也さんはあまりにプラトーノフ役にハマり過ぎていて、いま彼を見ると、藤原竜也なのか、プラトーノフなのか、わからなくなるくらいです(笑)」と見どころを明かした。

上演時間は休憩ありの約3時間。東京公演は2月17日まで。その後、2月から3月にかけて富山、福岡、静岡、広島、大阪で上演される。

藤原竜也コメント

昨年末から、全力で稽古に打ち込んできました。演出の森新太郎さんは一切妥協がなく、全力で稽古に臨む方なので、森さんの情熱に負けないよう必死で食らいついてきました。いよいよ初日を迎えますが、やれるべき準備はすべてしてきたと思います。前提知識はまったく必要なく、どなたにでも楽しんでいただける作品に仕上がっていますので、ぜひ劇場に足をお運びいただきたいと思います。僕が演じるプラトーノフという役は、4人の女性を同時に愛して破滅をしていくという、最近世の中に増えているという草食男子とは真逆の、肉食男子です(笑)。芝居の中とはいえ、人を愛することはエネルギーが必要なので、毎日しっかり肉を食べて、千秋楽まで駆け抜けたいと思います。

森新太郎コメント

今回、初めてチェーホフを演出しましたが、やはり強敵でした。僕は頭のどこかで、静かで抑えた芝居であるという「チェーホフらしさ」というものを意識していましたが、藤原竜也さんを筆頭に、俳優たちがその概念に束縛されず、稽古場でエネルギッシュな芝居を展開させてくれたことで、突破口が開けました。この作品は、チェーホフが若い時に書いた作品ですが、まさにそれにふさわしいエネルギーが爆発する芝居になっていると思います。藤原竜也さんはあまりにプラトーノフ役にハマり過ぎていて、いま彼を見ると、藤原竜也なのか、プラトーノフなのか、わからなくなるくらいです(笑)。

高岡早紀コメント

信頼する森新太郎さんの演出のもとで、とても手強い俳優 藤原竜也さん演じるプラトーノフを私が演じるアンナの魔性でどこまで翻弄することが出来るのかが私の勝負です。他にも個性あふれるキャストと共に、今まで観たことのないチェーホフの世界を、時には「クスっ」と、更には大爆笑して頂けるのでは……と期待しております。ぜひぜひ楽しみに観劇にいらして下さいませ。

比嘉愛未コメント

チェーホフ作品が時を経て今の時代にこんなにも当てはまるなんて! 主人公プラトーノフを中心に、様々な人間模様が入り混じり、その愚かさ愛おしさに、きっとのめり込まれていくことでしょう。森新太郎さんの繊細で真意をついた演出の元、素晴らしいキャストの皆さまに刺激をもらう日々は、間違いなく私の役者人生にとって大きな糧になると思います! その挑戦を、ぜひ劇場で観ていただきたいです。

「プラトーノフ」

2019年2月1日(金)~17日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2019年2月20日(水)~22日(金)
富山県 富山県民会館

2019年3月2日(土)・3日(日)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

2019年3月9日(土)・10日(日)
静岡県 静岡市民文化会館 中ホール

2019年3月15日(金)・16日(土)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2019年3月20日(水)~24日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作:アントン・チェーホフ
脚色:デイヴィッド・ヘア
翻訳:目黒条
演出:森新太郎
出演:藤原竜也 / 高岡早紀、比嘉愛未 / 西岡徳馬 / 前田亜季、中別府葵、浅利陽介、神保悟志 / 近藤公園、尾関陸、小林正寛、佐藤誓、石田圭祐 / 青山達三、高間智子、冨永竜、内藤暁水

※西岡徳馬の「徳」は旧字が正式表記。

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