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“仲良くなると抱き付いちゃう”鈴鹿央士に物申す、佐藤友祐「まだ1回もない!」

ナタリー

「星空のむこうの国」公開記念舞台挨拶にて、左から小中和哉、佐藤友祐、鈴鹿央士、秋田汐梨、有森也実。

「星空のむこうの国」の公開記念舞台挨拶が本日7月17日、東京・キネカ大森で行われ、キャストの鈴鹿央士、秋田汐梨、佐藤友祐(lol)、有森也実、監督の小中和哉が登壇した。

小中が1986年に発表した商業映画デビュー作をセルフリメイクした本作。毎晩同じ美少女が現れる夢を見る高校生・昭雄と、夢の中の少女・理沙が惹かれ合うさまが描かれる。

昭雄役の鈴鹿は、堤防で理沙と星を見るシーンが印象に残ったと述懐。「堤防のほかに体育館でグリーンバックで囲ったり、回転台の上に乗ったり、いろいろな撮り方をして。何日かに分けて(同じシーンを)撮るのも初めてだったので、気持ちを思い出しながら演じるのが難しかったけど、楽しくもありました」と手応えを語った。

理沙役の秋田は「意識が引っ張られないようにオリジナル版は観ませんでした」と明かす。1986年版で理沙を演じた有森とは、本作で親子役に。「有森さんがお母さんみたいに話しかけてくださったので頼もしかったです」と感謝すると、有森も「秋田さんの理沙は芯が強くて、しっかりしていて。それが彼女の魅力でもあるんだろうなと思います」と伝える。

昭雄の親友・尾崎役の佐藤は病室のシーンを回想。「あのとき初めて有森さんと一緒に演技をしました。悲しいシーンで、リハで何回も『理沙ちゃん!』と叫ぶんですけど、気持ちが入り切っていなかったのか有森さんに『そんなんじゃ私が理沙奪っちゃうよ!』と言われて。そのあとの『理沙ちゃん!」は本当に絶叫できて、演技ってこういうことなんだと熱を感じました」と振り返った。また佐藤は撮影エピソードを尋ねられると「央士くんがとにかくかわいい」と声を弾ませる一方、「『僕仲良くなったらすぐ抱きついちゃうんですよ』ってよく言ってたのに、まだ1回も抱き付かれてない!」と鈴鹿に物申す場面も。

そして終盤には、鈴鹿、秋田、佐藤へのサプライズが。1986年版で尾崎を演じた本作のプロデューサー・関顕嗣から佐藤へ、有森からは秋田へメッセージが贈られる。小中からは「懸命に考え演じてくれた鈴鹿くん。形から入らず、心で感じて演じてくれたからこそ瑞々しい昭雄になりました。今後も個性を大事にしてがんばってください」と手紙が読み上げられると、鈴鹿は「幸せで胸いっぱいです」と達成感をにじませた。

「星空のむこうの国」は東京のシネ・リーブル池袋ほか全国で上映中。

(c)2021「星空のむこうの国」製作委員会

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