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新橋演舞場 初春歌舞伎公演

19/12/28(土)

今年5月には、市川海老蔵が十三代目市川團十郎白猿を襲名し、息子堀越勸玄が八代目市川新之助を名乗り初舞台を踏む。成田屋にとって記念すべき一年が幕を開ける。 その初春をかざる公演の中で注目したいのが、海老蔵が初役でつとめる『御存 鈴ヶ森』だ。歌舞伎座でも頻繁にかかる人気演目の一つ。 東海道は品川の宿に近い鈴ヶ森。漆黒の闇の中、追剥や雲助どもが雲霞の如く現れて通りかかる者を襲う。そこへお尋ね者の美少年、白井権八が通りかかり大勢の雲助に襲われるが、細腰のみかけによらず強いのなんの、涼やかに雲助たちを退治してしまう。 その様子を駕籠の中からうかがっていたのが侠客の幡随院長兵衛だ。権八は「何者か」と刃を長兵衛に向けるが、長兵衛はわけありの権八をかくまうと申し出、二人は再会を約束する。 この長兵衛を海老蔵が初役でつとめる。また権八には昨年襲名したばかりの中村莟玉。まさに大人の男の色気と瑞々しい美少年、楽しみな顔合わせだ。 昨年2月歌舞伎座では尾上菊五郎の権八に中村吉右衛門の長兵衛という顔合わせが実現。二人が出会う瞬間など「バチーン」と音のしそうな、まさに火花の飛び散る舞台だった。 昼の部には秋元康と組んだ新作歌舞伎 NINJA KABUKI『雪蛍恋乃滝』も。そういえば秋元康といえば五輪組織委員会理事の一人。ひょっとして「開会式に海老蔵が登場?」と、ここでは勝手に想像・推測しておくにとどめよう。 昼の部は他に『祇園祭礼信仰記』、夜の部は『神明恵和合取組』、海老蔵長女の市川ぼたんも出演する『新歌舞伎十八番の内 雪月花三景』。

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