海外映画取材といえばこの人! 渡辺麻紀が見た聞いた! ハリウッド アノ人のホントの顔
ナタリー・ポートマン
連載
第27回
── 今回はナタリー・ポートマンです。彼女がロックシンガーに扮した『ポップスター』が公開されます。
渡辺 級友による乱射事件を体験した女子高生が、みんなの心の傷を癒すために歌を歌い、それが認められてプロデビュー。人気の“ポップスター”になるという物語です。ナタリーは大人になり人気者になったヒロインを演じている。さまざまなスキャンダルを起こしつつもそれをどうにか回避してきたスターで、ファンやマスコミに対してはとてもビッチな態度をとる。これまでのナタリーとは違う役どころです。
── もちろん、本人はビッチじゃないんですよね?
渡辺 『ブラック・スワン』でオスカーを獲る前、3度くらいインタビューしているんですが、めちゃくちゃいい印象でした。とてもクレバーなので、答えが面白いし、割りと本音を言ってくれているんじゃないかと思いましたね。
たとえば『スター・ウォーズ(SW)』シリーズ(99~05)のプリンセス・アミダラについては、「アミダラを演じた私を、みんなは嫌ったのよ。“ナタリーは、挑戦的でシリアスな演技を求められる役には向いていない”と言われていた。仕事も来なくなったから休暇を取り、いろいろと考えたこともあった」って。なんか本音っぽくないですか?
確かに『SW』のアミダラはいただけませんでしたからね。衣装も意味不明だったし演技も硬くてイマイチ。『SW』を観たことがなかったのに出演したと聞いたことがあるんですが、どうして出ちゃったんでしょうね。
── その窮地からどうやって抜け出したんですか?
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