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『知らなくていいコト』吉高由里子×柄本佑の歯がゆい関係性 重岡大毅のダメ男キャラはさらに加速

リアルサウンド

20/2/6(木) 6:00

 吉高由里子が主演を務める『知らなくていいコト』(日本テレビ系)が、2月5日に第5話を迎えた。

参考:【写真】『これは経費で落ちません!』では「最高の歳下キャラ」として評判だった重岡大毅

 第5話では、ケイト(吉高由里子)が父で殺人犯の乃十阿(小林薫)と接触する。「修理? 買うの?」とぶっきら棒に自転車屋に勤める乃十阿は、ケイトが自身の娘であり、週刊誌の記者と知るや否や、左手を突き出し「金出せ」と一言。ケイトも負けじと「いくら出せば、お話聞かせていただけますか?」と食い下がる。その会話は父と娘ではなく、殺人犯と記者の関係性だ。

 ケイトはこれまで乃十阿の素性を調べ、30年前に乃十阿が事件を起こしたキャンプ場を訪れてきた。そこには、乃十阿の“本当の動機”が知りたいというケイトの思いがあった。第5話で取材する事件を通しケイトは思いが抑えられなくなり、乃十阿の元へと向かったのだ。しかし、第6話の予告で「母と私はあなたにとって何だったんですか?」と問いかけるケイトに、乃十阿はホースの水を向ける。過去、尾高(柄本佑)の必死な説得に一言も口を聞かなかったことからも、乃十阿から真実を聞き出すのは時間がかかりそうだ。

 心配して駆けつける尾高とケイトの関係性は、さらに仲睦まじいものに。亡くなって四十九日を過ぎた杏南(秋吉久美子)の納骨を終えたと気丈に振る舞っていたケイト。しかし、酔い潰れたケイトを家まで送り届けたことで、まだ遺骨がリビングにあることを尾高は知ってしまう。「何も見てないよ。じゃあね」と尾高。その自然な優しさにケイトは思わず、尾高の胸に飛び込んでいく。ケイトの家から出ると妻からの「明日の朝、保育園送ってくれるよね?」という通知。「もちろんだよ」と返す尾高。2人を阻むものは、尾高に家族がいるということ、それだけだ(それが何よりも高い壁であるが……)。

 そして、野中(重岡大毅)は同じ連載班の小泉(関水渚)と急接近。先週の予告の時点で大きな話題となっていたが、小泉が密室のエレベーターの中で「別れたんだったら、私と付き合ってください」と野中に迫り、2人の関係性はスタートしていく。野中を好きになった理由を、「何か好きです。それって本当に好きってことじゃないですか?」「真壁さんの次だと思うのも何か不愉快ですけど、それでもいいって思える自分がいて驚いてます」と話す小泉。野中は「なぜ真壁と別れたかの理由だけは聞かない」ことを付き合う条件に提示する。尾高に屋上で言われた「お前、最低だな」からの、反省の色は全く感じられない。小泉も突っ込んでいるが、むしろ「真壁と別れた理由を聞いてくれ」と言わんばかりの行動をし続ける野中には呆れて物も言えないが、今もケイトが気になってしょうがないということだけは理解できる。

 馬鹿正直に父親の職業を聞く野中に、小泉は「付き合いたいとは言ったけど結婚は考えてませんよ?」と笑顔で釘を刺しておきつつも、食事から家に誘い、路上でのキス。特集班の福西(渕野右登)もまた彼女の手駒と化していることから、小泉が男性を惑わせる週刊イーストの小悪魔であることは間違いない。

 編集部で仲良くコソコソ話をする野中と小泉だが、「別れた理由を聞かない約束はしましたけど、真壁さんの話を一切しないという約束はしてません。思ったより細かいんですね、野中さんって」とすっかり野中が尻に敷かれている状態。ダメダメな野中のキャラは今後も続いていくのだろうか。

 第6話では、ケイトが棋士と女優の不倫を暴くことになるが、自身も尾高と不倫の関係に……? 「今はまだ不倫じゃない」というケイトのセリフは、一線を越える展開を示しているのだろうか。(渡辺彰浩)

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