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『音楽』DVD&Blu-rayが12月発売 劇中バンド「古美術」のベスト盤も

CINRA.NET

20/8/6(木) 12:00

©大橋裕之 ロックンロール・マウンテン Tip Top

アニメーション映画『音楽』のDVDとBlu-ray、劇中バンド「古美術」のベストアルバムが12月16日にリリースされる。

2005年に自費出版された大橋裕之の同名漫画を原作とする『音楽』は、楽器を触ったこともなかった不良高校生たちが思いつきでバンドを組むところから始まる物語。岩井澤健治監督による制作期間7年超、作画枚数4万枚超、71分の手描きアニメーションとなる。声優陣は、坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、山本圭祐、れっぴーず、姫乃たま、天久聖一、岡村靖幸。2019年の『オタワ国際アニメーションフェスティバル』でグランプリを獲得した。『アヌシー国際アニメーション映画祭2020』最優秀オリジナル音楽賞を受賞。

12月16日には、数量限定豪華版のBlu-ray、通常版のBlu-ray、DVDの3形態をリリース。数量限定豪華版には本編収録のBlu-rayとメイキング、岩井澤健治監督の短編作品集、予告編集などを収録した特典DVDが付属する。通常盤の映像特典は未定。またレンタルも12月16日からスタートする。

ベストアルバム『古美術』には全10曲を収録。ボーカルの森田が高校時代に制作した300曲以上の楽曲の中からセレクトした最初で最後のベストアルバムとなる。劇中では描かれなかったエピソードを感じ取れる内容になっているとのこと。販売法人別オリジナル特典も展開。

大橋裕之のコメント

アニメーション映画『音楽』DVD&Blu-ray化おめでとうございます。そしてありがとうございます。あのシーンもこのシーンも家で繰り返し観ることができるなんてたまらないですね。特にあのシーンが。岩井澤監督はこのDVDとBlu-rayを自宅の棚のどの辺りに置くのか気になります。皆様も一家に一枚ぜひ!

岩井澤健治監督のコメント

「音楽」Blu-ray、DVDの発売決定しました!
しかも初回限定版Blu-rayはBOX仕様で発売します!
「音楽」でもソフト化するなら初回限定版は作りたかったので、これは本当に嬉しいです。
特典映像とブックレットは「音楽」パンフレット同様、充実の内容になる予定で、特に7年間の記録となるメイキングドキュメンタリーは制作工程や伝説の深谷ロックフェスの記録など、前代未聞のアニメーション映画の前代未聞のメイキングとなっています。
本編も追加作画などブラッシュアップしていますので、劇場版との違いもお楽しみいただければ幸いです。

坂本慎太郎のコメント

「音楽」ソフト化うれしいです。これでいつでも自宅で「音楽」が観られます。4万枚描いたという絵をコマ送りでじっくり見ようと思います。

駒井蓮のコメント

「音楽」に参加させて頂けたことに、心から感謝しています。
この作品には、言葉に出来ない程のエネルギーが宿っています。
それは私の心を震わせ、「かっこいい」の定義を変えてくれました。
また、岩井澤監督との出会い、監督の魂が宿った一枚一枚に亜矢として声を発したことは、私にとって大切な宝物になりました。
ソフト化を機に、更に多くの方々にこの作品が届くのかと思うと、こんなに嬉しいことはありません。
研二たちの会話や「ボボボボ」のリズムに身を委ねて楽しんで頂けたら嬉しいです。

前野朋哉のコメント

DVDになったら、劇中で森田が太田にCDを貸したシーンみたいに『音楽』の円盤を貸借りする高校生がいたら嬉しいな。そんな人と友達になりたいな。
でもこれは理想であって、貸し借りできないくらい全員買って欲しい。

️芹澤興人のコメント

岩井澤監督『音楽』大ヒット、DVD発売おめでとうございます!
岩井澤さんの7年半の情熱と執念が報われて本当に嬉しいです。
映画の中の3人が偶然楽器と出会った様に、
この先、何かの拍子に偶然この作品と出会う人がいるかもしれません。
3人が初めて楽器を鳴らした時の様に、
この作品を気持ち良く感じてくれる人がいるかもしれません。そういう機会がたくさん起こってくれることを願ってます。

️竹中直人のコメント

今から2年前、倉持裕作・演出《火星の二人》という舞台に前野朋哉くんをゲストに迎えた時のこと。前野くんの楽屋をそっと訪ねると冷蔵庫の上に大橋裕之さんの《ゾッキ》が置いてありました。「え?何これ?前野、ちょっと見せて」「はい、どうぞ」そしてぼくは楽屋に戻りページをめくっていったのです。「うおー!!」
それからというものぼくは大橋さんの描く世界の虜になってしまったのです。
そして《ゾッキ》を映画にしたい!という絶対的思いに駆られて行ったのです!
そんな中、大橋さんの《音楽》がアニメになる!と知り驚きに包まれたぼくは「なんだって?!大橋さんの《音楽》がアニメになるだとっ?!ふざけるなー!!」と叫んでいました。
そしてぼくは京浜急行の安針塚にある安針高校の体育館裏に大橋先生を呼び出したのです。
大橋さんは予定の時間より5分遅れ、小さなコンビニの袋を小脇に抱え息を切らしてやって来ました。ぼくを見つけるなり大橋さんは言いました「すみません 遅れてしまって」ぼくはなぜか目を細めて大橋さんを見ます。女子高生がふたり、こちらを見て通過して行きました。「出せよ」「は?」「《音楽》アニメになるんだろ?出せよ」「あ…はい…」「声をやらせろって言ってんだよ!!」「……」「声優で俺を出せ!って言ってんだよー!!分かってんのかてめぇー!おい!大橋先生よー!!!おいっ!おいっ!!」大橋さんは「あ…はい、分かりました…」と静かに返事をして下さいました。
人生には小さな強引さも大切なんだな…としみじみ思いました。だって《音楽》に参加出来たのですから…
そんな私を暖かく見守って下さった岩井澤さん本当にありがとうございました!愛のある作品に参加出来たこと本当に嬉しいです!岩井澤さんの思いを受け継ぐような形で《ゾッキ》も映画になりました!ぜひまた大橋裕之さんの世界を映像に焼きつけて行きたいと強く思っています。《音楽》Blu-ray、DVD化おめでとうございます!特典映像もものすごく楽しみです!

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