押井守の あの映画のアレ、なんだっけ?
苦手な人とどうつき合っていけばいいか、教えてください。
月2回連載
第42回
Q.
自分にとって苦手な人とどうつき合っていけばいいでしょうか? ときにうつ病や自殺にまで追い込まれる人もいるこの大きな問題。中間管理職の扱いにおいてはプロでもある押井監督に、人間関係の極意を教えていただきたいです!
── 今回は人間関係の極意についてですね。
押井 その手の問題のプロではもちろんありませんが、そういう本も出したので。そういうことに極意などはないけれど、余計なものをいろいろと抱え込まないというのは大切だよね。
人間関係は強制されるものでもなければ、生きていく上での必須条件でもない。必要条件かもしれないけど十分条件ではない。しかし、社会性のないところで人間は生きられないので、最低限の人間関係を保っていかなくてはいけない。
会社で働いている場合は、なおさら社会性が必要になる。会社で働く必要のない専業主婦の場合だって、社会の中で自分の席を作り出さなければ、生活が円滑に進まなくなる。
── LINEなどでコミュニケーションを取るのはどうです?
押井 ああいうのは、下手をすると強制された人間関係に転落する恐れがあるし、そういうSNS系は人間関係を築いているとは言いません、私はね。
私がおススメしたいのは“オタク”になることです。なぜなら、オタクになれば、その辺の人間関係はどうでもよくなるから。
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