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「現代アートハウス入門」開催!小森はるか、想田和弘、濱口竜介、横浜聡子らが講師に

ナタリー

20/12/17(木) 18:16

連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」ビジュアル (c)2020AHG

連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」が1月30日から2月5日にかけて東京・ユーロスペースほか全国のミニシアターで開催される。

日本ではミニシアターという呼称で親しまれているアートハウス。昨今はコロナウイルスの影響を受け、「Save our local cinemas」「SAVE the CINEMA」「ミニシアター・エイド基金」「仮設の映画館」「ミニシアターパーク」など、映画文化やミニシアターの救援を目的としたものが社会的関心を集めている。

本企画では、日本のアートハウスの歴史を彩ってきた作品を上映するほか、2000年以降にデビューした映画作家である小田香、小森はるか、想田和弘、濱口竜介、深田晃司、三宅唱、山下敦弘、横浜聡子を講師に迎え、彼らと専門領域の異なるゲストが上映作品の魅力を語り合う。

ラインナップにはフレデリック・ワイズマンの監督作「チチカット・フォーリーズ」、ビクトル・エリセが手がけた「ミツバチのささやき」、アントニオ・レイスとマルガリーダ・コルデイロが監督を務めた「トラス・オス・モンテス」、フレディ・M・ムーラーによる「山の焚火」、ヴィターリー・カネフスキーの「動くな、死ね、甦れ!」、佐藤真の監督作「阿賀に生きる」が並んだ。

小森は「何年経っても現在を映し出す作品たちが、きっとこれから出会う人たちの未来を切り開いてくれるのだろうと思います」と、濱口は「映画館でのみ感知することができるような、映画の『ささやき』があります。それを殊更聞こえやすくすることはできませんが、一緒に耳を傾けようと誘うように話したいなと思ってます」とコメントしている。

「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」は連日19時より開催。監督、ゲストは主にユーロスペースに登壇し、その模様が全国の劇場に生中継される。参加料金は1プログラムにつき30歳以下が税込1200円、31歳以上が税込1800円だ。プログラムなどの詳細は決まり次第、企画公式サイトやSNSで告知される。

※緊急事態宣言発出に伴い一部地域のタイムテーブル、開催日程が変更されました。最新の情報は企画公式サイトでご確認ください。

連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」

2021年1月30日(土)~2月5日(金)連日19:00~
料金:30歳以下 1200円 / 31歳以上 1800円

<上映作品>

「チチカット・フォーリーズ」
「ミツバチのささやき」
「トラス・オス・モンテス」
「山の焚火」
「動くな、死ね、甦れ!」
「阿賀に生きる」

<開催劇場>

東京都 ユーロスペース
神奈川県 シネマ ジャック&ベティ
群馬県 シネマテークたかさき
宮城県 フォーラム仙台
愛知県 名古屋シネマテーク
長野県 長野松竹相生座・長野ロキシー
新潟県 新潟・市民映画館シネ・ウインド
石川県 シネモンド
大阪府 第七藝術劇場
大阪府 シネ・ヌーヴォ
京都府 京都シネマ
兵庫県 元町映画館
広島県 横川シネマ
愛媛県 シネマルナティック
福岡県 KBCシネマ1・2
大分県 シネマ5
熊本県 Denkikan
沖縄県 桜坂劇場

小田香 コメント

二十歳を過ぎてはじめてシネコン以外で映画を観た。大丈夫、世界にはまだ余白があった。このだるさからいつか抜け出し、もう少し遠くまで歩けるかもしれないと、スクリーンを見つめながら思った。

小森はるか コメント

何をどう撮ればいいのかわからなくなったとき、20年前につくられた一本の映画と出会い、背中を押されました。何年経っても現在を映し出す作品たちが、きっとこれから出会う人たちの未来を切り開いてくれるのだろうと思います。

想田和弘 コメント

映画館の暗闇を一歩出たときに、世界の見え方が一変してしまう。アートハウスで、そういう体験を何度もしてきた。僕が映画作りで目指すのも、観客にそういう体験をしてもらうことである。

濱口竜介 コメント

映画館でのみ感知することができるような、映画の「ささやき」があります。それを殊更聞こえやすくすることはできませんが、一緒に耳を傾けようと誘うように話したいなと思ってます。

三宅唱 コメント

学生時代、これと決めた特集上映に日参してはその晩、映画日記をつけたり、友人と朝まで長話をした。そうやって何度も反芻したあの場面やあのカットに今でもふと救われたり、悩まされている。

横浜聡子 コメント

いい映画をみた時、衝撃や刺激を受けるというより、息をするのが、生きるのがほんの少し楽になるという表し方が自分にとってはふさわしい。それは既にある理解や感覚を超えた世界をみせられたことに不安になるからではなく安堵するからに他ならない。

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