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WAR ウォー!!

20/7/14(火)

『WAR ウォー!!』 WAR (C) Yash Raj Films Pvt. Ltd.

相変わらずインド映画が元気です。中でも本作は国際的なイスラム教過激派テロリストを追うインド対外諜報機関ナンバーワンの腕利きスパイが味方の高官を射殺して逃亡するというサスペンス・アクション。裏切りの理由を解明し組織による落とし前を付けるべく、選ばれたスナイパーはヨーロッパの山々から北極圏の氷上まで追跡を繰り返します。 その追われるカビールを演じるリティク・ローシャンと追跡の手を緩めないハリード役のタイガー・シュロフがそろいもそろってイケメンの上、「完璧」と叫びたいほど美しく鍛え上げられた体を惜しみなく披露するのですから、これぞ目の保養というものです。さらに「天は二物を与えず」というのにお馴染みのダンスシーンでは抜群のステップ。早い展開に切れ味鋭いアクションも加わり、2時間31分の長編ながら飽きさせません。 本作は2019年のインド国内興行収入でナンバーワンに輝き、その余勢をかって世界30か国でも大ヒットしました。世界の映画市場がインドの長尺作品に慣れてきたのか、それともインド映画自体の魅力が増してきたからでしょうか。あるいは『ミッション:インポッシブル』や『フェイス/オフ』といったハリウッド作品へのオマージュを堪能できるからという声が上がるかもしれません。いずれにしても映画を取り巻く国ごとの垣根が少しずつ低くなっていることは間違いありません。 スナイパーといえば、さいとう・たかをの劇画『ゴルゴ13』ことデューク東郷の冷ややかな顔を思い出します。同じ稼業で感情の起伏もほとんど見せない2人ですが、映画の中でわずかに見せたカビールの笑みに彼の優しさを感じました。笑い顔もいい感じです。

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