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白石和彌が日スポ大賞監督賞を受賞、恩師・若松孝二に感謝「僕を作ってくれた人」

ナタリー

18/12/28(金) 14:20

左から石井裕也、白石和彌、井浦新。

第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の表彰式が本日12月28日、東京都内で開催され、監督賞を受賞した白石和彌が登壇した。

「孤狼の血」「サニー/32」「止められるか、俺たちを」での功績が認められ、同賞受賞に至った白石。2017年は4本もの映画を撮影したそうで「あちこちから『撮りすぎじゃないの?』と言われるんですが、『止められるか、俺たちを』で描いた僕の師匠である若松孝二監督は、年間7本ほど、すごい勢いで映画を撮っていました。僕はデビューが34歳で、30代は2本しか映画が撮れなかったので、自分の青春を取り戻すつもりでがんばった。(この受賞は)そのご褒美かな」とコメントする。また「来年からもまた止まらずに映画を作っていきたい」と意気込んだ。

昨年度の受賞者である「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也は、プレゼンターとして登壇。「白石さんのバイタリティは本当に尊敬しています。僕もがんばりますので」と白石の受賞を祝う。そして「止められるか、俺たちを」で若松孝二役を務めた井浦新も花束を持って駆け付けた。井浦は「こういう場で監督と目を合わせているというのが、本当に胸に迫るものがある」と感慨深げに述べ、「最初白石監督から『若松孝二を演じてください』と言われたときは、正直『ふざけるな、何を考えているんだ』と思った。でも今、あのとき無茶ぶりをしてくれたことに本当に感謝しかない」と話す。それを受け白石は「若松さんとの出会いがなければ、僕は間違いなくこの場にいない。僕を作ってくれた人です」と恩師への感謝を口にした。

白石は、監督最新作「麻雀放浪記2020」の公開を4月5日に控えている。本作は和田誠監督作「麻雀放浪記」のリメイクであることから、白石は「問題作になりすぎて……和田誠作品ファンの方からは絶対にお叱りをいただく映画になっています。公開が怪しいんじゃないかとなっていて、気が気ではないです」と笑いを起こした。

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