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殺人者か英雄か、ネッド・ケリーの半生描く伝記映画の予告解禁

ナタリー

21/4/22(木) 16:00

「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」

「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マカイが主演を務めた「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」の予告編がYouTubeで解禁された。

本作はピーター・ケアリーのブッカー賞受賞小説を原作に、オーストラリア中にその名を轟かせた“伝説の反逆者”ネッド・ケリーの半生を描く伝記映画。権力に屈することを拒否した英雄として語られることの多いケリーを、悲惨な境遇から抜け出すため苦悩し闘った1人の若者として描き出す。映画監督のジョン・ウォーターズが「2020年の映画ベスト10」の1本に選出した作品だ。

貧しいアイルランド移民の子として生まれ、母親から山賊に売り飛ばされた幼きネッド。予告には19世紀の荒廃したオーストラリアの大地で、反逆者へと仕立てられていくネッドの姿が収録された。ネッド率いる鉄兜を被った反逆者集団ケリー・ギャング誕生の瞬間も。また「多くが俺を冷酷な殺人者と呼ぶが、真実を知る者は英雄と呼ぶ」というセリフを確認できる。

マカイをはじめケリー・ギャングのメンバーに扮した俳優陣は、役作りのためパンクバンド・FLESHLIGHTを結成。予告の後半には、同バンドの楽曲が使用されている。

「アサシン クリード」のジャスティン・カーゼルが監督を務めた「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」は、6月18日より東京・WHITE CINE QUINTO、新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。ニコラス・ホルト、ラッセル・クロウ、チャーリー・ハナム、エシー・デイビス、トーマサイン・マッケンジーも出演している。

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