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Hey! Say! JUMP、チームで作り上げる全力のパフォーマンス スタッフ密着ドキュメンタリー第4回

リアルサウンド

18/11/26(月) 8:00

 現在放送中の『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME ~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)。今月はHey! Say! JUMPのコンサートを支える4人の若手スタッフたちにスポットが当てられ、舞台進行・特殊効果・音響・特殊機構というセクションに携わる彼らの奮闘劇が、4回の放送に分けて届けられた。

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 舞台は今年8月に武蔵野の森総合プラザメインアリーナで行われたツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』の初日公演。本番3日前から会場入りしたスタッフたちは緊張やプレッシャーを抱えながらも「観客に良いコンサートを届けたい」という一心で準備を進め、突発的に起こるトラブルも乗り越えていく。前日からはHey! Say! JUMPのメンバーも合流して共にリハーサルを重ね、いよいよ迎えた本番当日。今回のドキュメンタリー最終話となった11月23日の放送では、客席からは見ることが出来ないコンサート当日の貴重な舞台裏が映し出された。

 コンサート開演5分前。メンバーがステージ下に集合すると、伊野尾慧が「初日はもう怖いけど楽しむしかないな」と呟いた。ツアー初日はメンバーにとって特別に緊張する日だと思うが、コンサートスタッフたちにとってもそうだ。レールは敷いたものの、思い通りにコンサートが進行していくとは限らないし、何か問題が起きてしまう可能性だってある。音響チームの倉持拓真さんは本番前、密着カメラの前で「今までにあまりないくらい緊張しています」と表情を強張らせていた。

 3分前になるとメンバーが円陣を組み、八乙女光の「なにより機構が多いから、ケガのないように。いくぞ!」という掛け声で気合を入れる。会場が暗転し、割れんばかりの歓声が沸くと、ついにコンサート初日の幕が上がった。スタッフたちが懸命に作り上げたステージや空間の演出が、メンバーたちのパフォーマンスをより一層輝かせていく。その中でも最初にステージの山場を盛り上げたのは、特殊効果チームによる紙吹雪だった。3日前の準備段階では機材トラブルにより、設置したスクローラー(紙吹雪などを降らせる機材)を全て取り外さなくてはならないというアクシデントが発生。紙吹雪を降らせる演出が出来なくなってしまうかもしれない危機に直面し、入社2年目の矢部みちるさんは不安そうな表情を浮かべていた。しかし本番では、無事にキラキラと輝く金銀色の紙吹雪を降らせることに成功。この紙吹雪の演出について山田涼介は「あるとないのとではずいぶん気分が変わります。僕たちもテンション上がるし、それにつられてお客さんも上がってくれるので」と重要なものであることを強調していた。

 コンサートが進んでいき、メンバーが早着替えをする場面が近づいてきた。ステージ下でスタンバイをしている舞台進行チームの上田真弘さんは、入社してわずか3カ月で今回のツアーに参加することが決定。経験が浅いことからカメラの前では不安な気持ちばかり漏らしていたが、メンバーのことを考えて地道な作業に取り組んできた。そんな姿を見ていた知念侑李は「(上田さんは)僕たちが使う小道具の整理や本当に細かいところまでやってくれてて。僕、本番始まっちゃうとあんまり周りが見えないんで……そこをちゃんとアテンドしてくれたりとか」「普通の僕はそんなに好きになってもらえない。華やかに見せてくださっている照明だったりステージ、衣装、そういうもののおかげでこうやってアイドルできている」と、改めてスタッフへの感謝の気持ちを口にしていた。

 一方、音響チーム・倉持さんは、中島裕翔が披露するタップダンスの音を会場中に響かせるためのマイクを仕込んでいた。リハーサル段階では断線トラブルもあったが、本番では問題なくタップの音を会場中に響き渡らせ、これには倉持さんも思わず「完璧でした!」とカメラに向かって笑顔を見せた。そしてコンサート終盤、可動式センターステージを使う最大の見せ場に差し掛かった。その大事な場面を支える特殊機構チームの福田祥一郎さんは、ステージの組み立て段階から携わり、本番はリフター(昇降装置)の操作を担当。「歓声が上がった時は本当にやっててよかったなって」と、お客さんからの反応こそが自身の仕事のやりがいに繋がっていると明かしていた。

 そんなスタッフたちをメンバーはどう思っているのか? 中島と薮宏太は「本当に心強い仲間」、「夢を一緒に実現してくれる人たち」と表現していたが、その言葉からはスタッフをチームの一員として心から信頼していることが伝わってくる。だからこそ彼らは惑うことなく、全力のパフォーマンスを観客に届けることが出来るのだ。今回のドキュメンタリーを経て、12月から始まるドーム公演は今までとはまた違った視点からも楽しめることだろう。(渡邉満理奈)

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