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油彩を施した糸で“描く”キャンバス作品のシリーズを展示 彫刻家・横溝美由紀の個展、12月10日(金)より開催

ぴあ

≪landscape S040.001.2021−study for Clumps of Glass by Vincent van Gogh≫2021年

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時間・空間と光にこだわったインスタレーション作品を得意とする彫刻家・横溝美由紀の個展『Landscape やわらかな地平のその先に』が、2021年12月10日(金)よりポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。

横溝は、多摩美術大学彫刻科卒業後、間もない頃からギャラリーだけでなく、水戸芸術館や埼玉県立近代美術館、 東京都現代美術館など数多くの美術館で、展示場所の特性を活かした大型のインスタレーションを発表してきた。そんな横溝が近年取り組んでいるのが、油彩をほどこした糸を無数に弾くことにより生み出されるキャンバス作品のシリーズだ。弾かれた無数の糸がまるで織物のように縦に横に重なり合って生まれる平面作品は、目には見えない行為や時間などの集積を感じさせる。

同展では、新作を含むキャンバス作品11点と煉瓦を模してセロハンテープとプラスチックシートを用いて作り出した箱4,000個から構成される半透明の彫刻のインスタレーション≪aero sculpture≫を展示する。

横溝による、やわらかな地平のその先の景色を眺めてみたい。

展示風景≪untitled 2020」MARUEIDO JAPAN≫2020年 Photo:加藤健KATO ken
≪green≫1999年

【開催概要】
横溝美由紀『Landscape やわらかな地平のその先に』
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
会期:2021年12月10日(金)~2022年1月30日(日)
時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日: 12月29日(水)~1月4日(火)
●公式サイト:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/

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