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「パリのどこかで、あなたと」アナ・ジラルドとフランソワ・シヴィルが再共演を回想

ナタリー

20/11/18(水) 17:49

「パリのどこかで、あなたと」ポスタービジュアル

「パリのどこかで、あなたと」より、キャストのアナ・ジラルドとフランソワ・シヴィル、監督を務めたセドリック・クラピッシュのインタビューが公開された。

パリを舞台に、孤独や不安を抱えた30歳の男女が、葛藤しながらも過去を受け入れて前に進むさまを描く本作。マッチングアプリで一夜限りの恋を繰り返すも自分をさらけ出すことができずに悩むメラニーをジラルド、内気で恋愛に不器用なレミーをシヴィルが演じた。

クラピッシュの監督作「おかえり、ブルゴーニュへ」で姉弟を演じたジラルドとシヴィル。クラピッシュとの再タッグについてシヴィルは「前作の撮影が終了した際、彼の作品であればなんでもやると伝えていたので、僕に電話をかけてきてくれたとき本当にうれしかったです。それに、レミーのような豊かなキャラクターを提案してくれるのは俳優としてすごく喜ばしいことだと思いました」とコメントする。ジラルドは「セドリックにこの役をもらえるかずっと不安でした」と正直な気持ちを明かしつつ、「でもどこかで、この役は私が演じるに違いないとも思っていた気がします。脚本を読んだときから、女性としての自分に訴えかけられているようでした」と当時の心境を語った。

2人の配役についてクラピッシュは「レミーについては、おとなしい性格のキャラクターのため、初めは明るくて健康的なイメージのあるフランソワにするか悩んでいました。ですが、前作で彼の演技を見た際には、彼しかいないと感じました。反対にメラニーは、最初からアナ以外のほかの人を考えたことはありません。本作は2人のために書かれているようなものです」と述べる。

隣り合うアパートメントに暮らしながら、知り合ってはいない男女という設定のため、ジラルドとシヴィルのシーンはほとんどすれ違うだけだったという。ジラルドが「前作では姉弟だったのに、知らない人を演じるのはとても奇妙でした」と撮影を振り返ると、シヴィルも「一種のフラストレーションは感じました」と同意。しかし、シヴィルは「このフラストレーションを感じたことで、現場ではいい意味で緊張感を保つことができましたし、僕たちが一緒に映るシーンが本物になったんだと思います」と話した。

クラピッシュが描くパリを、現地で生まれ育ったシヴィルは「まるで僕が毎日見ていたものを彼が撮影したようです。少しユニークで、リアルで、多くのパリジャンが慣れ親しんだ景色が映し出されていました。国際色豊かで、多文化が共存するパリです」と絶賛する。クラピッシュは「現代のパリを描きたかったのです。長い間パリを舞台にした作品を撮っていませんでしたが、その間に大きく変わっていました。私の知らない新しいパリを映し出したいと思いました」と意図を述懐。なお、孤独な日々を送る青年レミーを演じたシヴィルは「僕はパリで30年間暮らしているため、残念ながらパリでは知り合いに会わないほうが難しいです(笑)」とジョークを飛ばした。

「パリのどこかで、あなたと」は、12月11日より東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、kino cinema立川高島屋S.C.館、神奈川・kino cinema横浜みなとみらいほか全国で順次公開。

※kino cinemaのeはアクサンテギュ付きが正式表記
※kino cinema立川高島屋S.C.館の高は、はしごだかが正式表記

(c)2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA

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