川内 理香子 『Myth & Body』
20/8/4(火)
身体性に重きを置いて創作を続けるアーティスト川内理香子が、神話に目を向けた作品シリーズを展示している。
なぜ神話か。そこではすべてのものごとが、身体感覚を通して解釈され理解されていくからだ。手足が舞い上がったり星になったり、臓器や体液が大地や海の素となったり。身体という「自分そのもの」と、他者たる外界が、溶け合い入り混じっていくのが神話の世界であり、川内はそうした感覚にかたちを与えんとして描かれていく。
ペインティング、ドローイング、立体作品が約40点並ぶ会場は、身を置いているだけで端的に心が弾む。濃密な作品世界に触れてみたい。
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