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「バベル九朔」親友役の菊池風磨と高地優吾「信頼関係が伝われば」「普段の俺と風磨」

ナタリー

20/10/2(金) 8:00

左から高地優吾、菊池風磨。(c)NTV/・JS

連続ドラマ「バベル九朔」の撮影が去る9月にスタート。キャストの菊池風磨(Sexy Zone)と高地優吾(SixTONES)、原作小説を手がけた万城目学からコメントが到着した。

本作は雑居ビル「バベル九朔」の管理人となった主人公・九朔満大が、すべての夢が叶う偽りの世界“バベル”へ巻き込まれていく物語。満大に菊池が扮し、高地は満大の高校時代からの親友・後藤健役を務める。

菊池は個性的なキャラクターの中で満大が生き生きとするように、顔合わせの段階から監督やスタッフと話し合いを重ねてキャラクターを作り上げていった。心配事に直面するとお腹が痛くなるという満大の特徴は、菊池自身がスタッフとの対話によって生み出したものだという。

そして残暑の厳しい9月にクランクインを迎えた本作。「自分は人見知り」と語る菊池だったが数日経つと“白い服の少女”役の川上凛子となぞなぞを出し合ったり、年長のキャストと笑顔で盛り上がったりと、すっかり共演者たちと打ち解けた様子だった。なお原作小説の持つ不思議な世界観を具現化するために、バベルに現れる怪物・くらましや蔦がうごめくドウリョクキなどの特殊造形やグリーンバックでの撮影も行われ、菊池はビルから飛び降りる特殊撮影やアクションにも挑戦した。

10年以上の付き合いで、ジャニーズJr.時代にB.I.Shadowとしてともに活動した時期もある菊池と高地。菊池は「高地と共演と聞いて、嬉しい反面、照れくさくてやりにくいかな?とも思ったんですよね。でも蓋を開けたら、そんなことなくて。お互いの信頼関係もあったりするので、それが画面から伝わればと思っています」と心境を述べる。一方の高地は「1シーン、2シーン演じたら、もう普段の俺と風磨だなって思えました」と手応えを伝え、変更されたセリフが手元に届かなかったエピソードを明かして「現場に慣れていないのにどうしようという感じだったんですけど、風磨と一緒だったから乗り越えられたのかなと。あれで俺一人だったらと思うと…」と笑った。

実際の雑居ビルでの撮影には万城目が見学に訪れ、菊池と束の間の交流を楽しんだ日もあった。万城目は「そこには本物の『バベル九朔』の世界がありました」「あの一筋縄ではいかない小説が、こうして目の前にかたちとなって現れたことに感激しながら、クーラーがないリアル雑居ビルの蒸し暑い一室でモニターを見つめました」と思い出をつづった。

田中眞一と吹原幸太が脚本、筧昌也と田中健一が監督を務める「バベル九朔」は、日本テレビで10月19日にスタート。毎週月曜24時59分から放送され、Huluでも配信される。

※高地優吾の高は、はしご高が正式表記

シンドラ「バベル九朔」

日本テレビ 2020年10月19日(月)スタート 毎週月曜 24:59~

菊池風磨 コメント

撮影しながら、ようやく主演の実感が湧いてきています。高地と共演と聞いて、嬉しい反面、照れくさくてやりにくいかな?とも思ったんですよね。でも蓋を開けたら、そんなことなくて。お互いの信頼関係もあったりするので、それが画面から伝わればと思っています。たくさん共演者の方がいらっしゃる現場で、当然お芝居中は集中していますが、カットがかかった時とか、ちょっとした空き時間は和気藹々とした雰囲気で撮影が進んでいます。なんて言ったって、久々の共演者さんがいらっしゃる現場ですから!
冒険、謎解きの要素もありつつ、ヒューマンドラマの一面もあるので、ナチュラルに演じるように心がけています。いい作品にしようと一生懸命やっておりますので、最後まで見届けてください。

高地優吾 コメント

最初は緊張してましたけど、1シーン、2シーン演じたら、もう普段の俺と風磨だなって思えました。
クランクインの日に、変更されたセリフが僕の手元に届かないっていうことがあって。
現場に慣れていないのにどうしようという感じだったんですけど、風磨と一緒だったから乗り越えられたのかなと。あれで俺一人だったらと思うと…(笑)。映像作品のお芝居は経験が少ないので、とにかくガムシャラにやっています。不思議な世界を想像しながらのお芝居で難しさもありますが、満大のテンションにもちょっと“風磨らしいな”ってところが垣間見れたり、親友同士で感情をぶつけ合うシーンは、自分の想いで素直に演じることができたので、手応えも感じています。ベテランの俳優さんにも囲まれて、まだまだ勉強させてもらうことばかりですが、早く完成した映像を観るのが楽しみです!

万城目学 コメント

築四十年を超えているであろう古い雑居ビルに足を踏み入れたら、
そこには本物の「バベル九朔」の世界がありました。
セットではない、実在のビルを撮影に使うことで醸し出される渋みと味わい。
張り詰めた空気漂う部屋では、バベル九朔のテナントの面々、
そして若き管理人が真剣に(物語上の問題を)話し合っていました。

あの一筋縄ではいかない小説が、こうして目の前にかたちとなって現れたことに
感激しながら、クーラーがないリアル雑居ビルの蒸し暑い一室でモニターを見つめました。
はじめてお会いしたのに、何だかはじめての気がしなかった菊池風磨氏をはじめ、
一クセも二クセもあるキャストのみなさんの手によって、
どのような奇妙かつ奇々怪々な物語が生み出されるのか、
今からワクワクしながら待っています。

(c)NTV・J Storm

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