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日本が世界に誇る職人技は必見! 江戸東京博物館『江戸ものづくり列伝』

ぴあ

20/2/9(日) 0:00

《綾杉地獅子牡丹蒔絵十種香箱》 幸阿弥長重/作 慶安2年(1649) 江戸東京博物館蔵

江戸時代に活躍した職人たちの仕事と人生に光を当てた特別展『江戸ものづくり列伝 —ニッポンの美は職人の技と心に宿る—』が、東京都江戸東京博物館で2月8日(土)〜4月5日(日)まで開催されている。

四季折々の暮らしとともに発展してきた日本の伝統美術。豊かな遊び心と繊細な美意識で日本の美を作り上げてきたのが、「ものづくり」に生きる職人たちだ。同展は、そんな江戸時代の職人たちの中から、特色のある5人の名工たちを紹介する。

その5名とは、江戸が生んだ2人の蒔絵師・原羊遊斎(ようゆうさい)と柴田是真(ぜしん)、尾形乾山の陶法を継承し軍艦の建造をも手がけた鬼才の陶工・三浦乾也(けんや)、葛飾北斎の弟子で絵師から金工の道に転じた府川一則(かずのり)、江戸の職人気質を受け継ぎ超細密工芸を究めた小林礫斎(れきさい)。

会場には、江戸琳派の巨匠・酒井抱一と原羊遊斎のコラボレーションで生まれた蒔絵軸盆や、三浦乾也による本物そっくりなサザエの香炉、小林礫斎のミニチュア家具など、その道の技を極めた職人たちの逸品がずらりと並ぶ。

また、日本では初公開となる、明治前期に日本を訪れたヨーロッパ貴族バルディ伯爵の日本コレクション(ベニス東洋美術館所蔵)も展示。日本が世界に誇る「ものづくり」の力の源泉を、同展で堪能してほしい。

【開催情報】
『江戸ものづくり列伝 —ニッポンの美は職人の技と心に宿る—』 2月8日(土)〜4月5日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催

【関連リンク】東京都江戸東京博物館

《バルディ伯爵肖像》明治22年(1899) ベニス東洋美術館蔵
《梨子地藤巴立葵紋散松竹藤文蒔絵行器》 江戸時代 18世紀 ベニス東洋美術館蔵
《朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃》 浮船/作 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵
《藍鮫研出鞘脇指拵》 鐔 銘 後藤光美、目貫 割際端銘 光・美、小柄・笄 無銘 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵
《紺糸素懸威五枚胴具足》 明珍宗保/作 天保15年(1844) 江戸東京博物館蔵
《蔓梅擬目白蒔絵軸盆》 原羊遊斎/蒔絵、酒井抱一/下絵 文政4年(1821) 江戸東京博物館蔵 【展示期間】2月8日(土)~3月8日(日)
《栄螺形香炉》三浦乾也/作 明治時代 19世紀 個人蔵
《山水図巻》 葛飾北斎/画 江戸時代 19世紀 島根県立美術館蔵 【展示期間】2月8日(土)~3月8日(日)
《薙刀 銘 長曽祢興里入道乕徹》江戸時代 17世紀 江戸東京博物館蔵

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