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武田航平 オレニ撮ラセロ!

ふたりの共通点はマジメなところ

毎週連載

第67回

『TRUMP』でパートナーとして共演したときのことを振り返って、武田さんが陳内将さんのすごさを熱弁! 特に印象に残っているエピソードとは?

陳内 航平くんは、ふざけるところは全力でふざけるのに、ふとした時に今後のビジョンをものすごくマジメに語り合ったりしていて。そういうところがすごくいいなと思って、より仲良くなった気がします。

武田 マジメだからね、俺ら(笑)。将もすごくマジメだからこそ、信頼できるし、お芝居も上手いし。とくにスイッチが入った時の将はすごく印象的! ステージに立つ瞬間に、一気にまとう空気が変わるから驚くもん。楽屋にいるときとまったく違う表情だしね。例えば、ひとつのシーンの後、その役がどうするかというのが自然に生まれてきてるって伝わってくるのは、完全に役の人間が形成されているからだと思うんだよ。だから、演じているというより、将とその役が完全に向き合っていることを感じるの。

陳内 役と向き合っているって捉えられているのはすごくうれしいですね。

武田 20代半ばでそれが出来ていて、さらに引き出しが本当に多いのに、さっき話していたら、「俺、まだまだ引き出しが足りない」って言っているから、どこまで行くんだろうって思ってるよ。

陳内 基本的に台本に書いてあること以上のものを妄想するのが大好きで、勝手に台詞の間や、喋っていないところでも、何かが埋まっているように見えるように妄想するようにはしているんですよ。

武田 それがすごいんだよ。『TRUMP』で将がクラウスという役を演じて、俺がアレンを演じたときに、2人で踊る印象的なシーンで、将は勝手に泣いていて。でも、将は“クラウスならそうするだろう”とか、そういう考えのもとやっているんじゃなくて、クラウスという人間がしっかりと身体に入っているから、勝手に泣いちゃうんだよね。それをされたら俺もその世界に入っていけるし、引っ張られることがすごくおもしろいんだよね。だって、言ってしまえば舞台なんて涙は見えないでしょ? それでもちゃんと涙を流してお芝居をしているところはすごいなって思ってたよ。

陳内 あはは。ありがとう。

武田 あとは、たまに焦点が合ってないときがあるよね。それってクラウスが現代と100年前の世界を混同しちゃっているときだと思うんだけど、お芝居を超えて、本当に入り込んじゃっているから、実際に焦点が合っていなくて。その瞬間、本当にすごいなって思ったよ。将と俺のクラウスとアレンがよかったって言ってくれる人がいまだにいるんだけど、その理由は分かる気がする。

自分のなかで役の人格が勝手に育つくらいの努力

陳内 あのときの『TRUMP』のDVDを貸してほしいという後輩や共演者はよくいるかも。そのおかげで、航平くんといえば『TRUMP』という認知度も、僕の後輩のなかでめっちゃ広がってます(笑)。

武田 それはうれしいな。

陳内 ちょっと僕の相方みたいになってて(笑)。

武田 あはは。でも俺の中でも、クラウス=陳内将という印象はすごく強いかも。そう思っていたら、去年もクラウスを演じたんでしょ?

陳内 うん。

武田 それはやっぱり、みんなも俺と同じような印象があったからだと思うんだよね。たぶん共演した子に聞けばみんなが言うと思うけど、将が自発的にやっていないような感じがすごく興味深いんだよね。将は気づいているのかいないのかわからないけど、たぶん自分のなかで役の人格が勝手に育つくらいの努力をすごくしてるってことだよね。自分がやっている役のことを“ソイツ”とか“アイツ”って言うのは、もう人間として向き合ってるからだと思うし。そういう話を久しぶりにして、やっぱり面白いなって思ったよ。ほかの俳優さんとはまた違う感覚! まだまだ知っていきたい!

ハードなロケも経験してみたい

陳内 僕は舞台作品が多いけど、航平くんは本当にいろんな作品に出演していますよね。

武田 そうだね。この前は恋愛リアリティーショーの『ダブルベット』という番組にも出たんだよ。慣れないことはあまりするもんじゃないなって思った(笑)。いい経験になったよ。

陳内 僕もバラエティに出演してみたいな。『世界の果てまでイッテQ!』のイモトアヤコさんがやられているようなハードなロケを経験してみたい! 2回くらい。

武田 2回なんだ(笑)。

陳内 1回じゃよくわからないと思うから(笑)。

武田 たしかに、2回やったほうが、よりその本質がわかるよね。

熱狂的なファンに愛され、最新作も上演されたばかりの『TRUMP』シリーズ。次回は、演じた側として感じた作品の魅力について語ります。また、ふたりの対照的なキャラクターが伝わるエピソードも飛び出しました!



プロフィール

陳内将

1988年1月16日、熊本県出身。2007年に『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ)で俳優デビュー。多数の舞台、ドラマ、映画の出演を経て、2012年『特命戦隊ゴーバスターズ』(テレビ朝日)にてエンター役に抜擢される。近年の作品に、MANKAI STAGE『A3!』、舞台『暁のヨナ』、東映ムビ×ステ『死神遣いの事件帖~鎮魂侠曲~』などがある。2020年10月10日~21日に舞台『birth』(よみうり大手町ホール)、11月28日~12月5日にワーキング・ステージ『ビジネスライクプレイ』(新宿FACE)への出演を控える。

武田航平

1986年1月14日、東京都出身。2001年に芸能界入り、同年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞した。『仮面ライダーキバ』『仮面ライダービルド』などで人気を博し、現在はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。

写真/大塚秀美、ヘアメイク/田中宏昌(allure)、取材・文/吉田可奈、動画BGM/タダオト

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