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日向坂46、ついに『あちこちオードリー』来店 “おしゃべり4”エピソードから感じる、笑いへのストイックさ

リアルサウンド

20/12/10(木) 6:00

 日向坂46の加藤史帆、佐々木美玲、富田鈴花、渡邉美穂が、毎週火曜深夜に放送されているトークバラエティ番組『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京)に2週にわたってゲスト出演。“日向坂のおしゃべり4”として登場したが、改めてバラエティスキルの高さを発揮させていた。

 オードリーと日向坂46の出会いは前身グループ・けやき坂46時代に遡る。2018年4月にグループ初の冠番組として始まった『ひらがな推し』(テレビ東京)のMCにオードリーの2人が就任。今回番組ではそんな2組のこれまでの歩みを振り返っていったが、“仲良くなった”とはっきりと発言するなど、終始微笑ましく、もちろん爆笑も出来て、『日向坂で会いましょう(以下、ひなあい)』(テレビ東京)ファンにはたまらない内容だったのではないだろうか。

 1週目では“とにかくよく泣く日向坂46”エピソードが若林正恭から紹介された。加藤は『ひらがな推し』時代に“目隠ししながら齊藤京子のお尻を当てる”という企画に挑戦したが、これに不正解してしまい、泣き出したことがあった。当時について、加藤は「初めての冠番組だったので、全てが全力投球だったんです」と振り返っていたが、しっかりと「若林さんが『その気持ち忘れんなよ』って言ってくださった」と春日俊彰や番組プロデューサーの佐久間宣行氏が若林を冷やかせるようなエピソードも盛り込み、番組を沸かせていた。

 富田も『ひらがな推し』時代に雛壇で号泣したことがあったが、それは「春日さんが私にフってくれない」というおよそアイドルとは思えない理由だった。若林も番組内で発言していたが、『ひなあい』は“お笑いに対してのストイックさ”が特徴として挙げられる。渡邉が配信番組『とりあえずNBAファンになってみる?』に出演した際、ぶりっ子芸を披露したが、共演者に“かわいい〜”とリアクションされたことで、逆に困惑してしまったエピソードを話していたが、本人としては“ツッコミ待ち”だったそう。この辺りも、『ひなあい』で育ったお笑いにストイックな彼女たちならではのエピソードのように思う。

 ここ最近グループ活動だけでなく、ドラマの仕事やリポーター業などを通じ改めてファン層を拡大している印象のある佐々木美玲も、安定した笑顔とリアクションを見せ、番組に安定感をもたらしていた。積極的に発言し笑いを仕掛けていく姿勢とはまた違う役割のポジションに立ち、番組を盛り上げていく姿を見ると、外番組からのオファーが多いことも頷ける。

 『ひらがな推し』時代から含め約2年半という期間で、数々のお笑い名シーンを作ってきた2組だが、放送の中では加藤が「オードリーさんは背中で語るタイプ。“俺らを見ておけよ”っていう感じなんです」とオードリーに対し語っていた。一方で若林も「俺たちは日向坂からすごい学んでいる」とコメントしていた。お互いがきちんと“リスペクトの精神”を持ち続け、真剣に番組作りに取り組んでいるからこそ、日曜深夜であれほどの“視聴者の熱狂”を起こすことが出来るのだろう。

 今回は“日向坂のおしゃべり4”として加藤、佐々木美玲、富田、渡邉の出演だったが、“リトルトゥース”松田好花や、『あちこちオードリー』ファンを公言する佐々木久美など、オードリーとキャッチーなトークを繰り広げることが出来るメンバーはほかにもいる。今後2組が再び『あちこちオードリー』で共演する日が来ることを心待ちにしたい。

■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter

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