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岸井ゆきの×浜辺美波、中川龍太郎の新作「やがて海へと届く」で映画初共演

ナタリー

「やがて海へと届く」(写真:木村和平)

「四月の永い夢」「わたしは光をにぎっている」の中川龍太郎が、彩瀬まるの小説「やがて海へと届く」を映画化。岸井ゆきのが主演を務め、浜辺美波が共演に名を連ねる。

本作は親友の死を受け入れられずにいる女性・真奈が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる12年間の物語。「愛がなんだ」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した岸井が、自分にないものを持つ親友・すみれにひそかに憧れる主人公・真奈を演じた。自由奔放で不思議な魅力を持つが、突然消息を絶つすみれに浜辺が扮している。

ドラマ「私たちはどうかしている」で共演した岸井と浜辺が、初めて映画での共演を果たす本作。岸井は「胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です。やがて海へと届く。映画館でお待ちしています」と述べ、浜辺は「喪失を悲しみとしてだけ残さない作品」と本作を表現する。

また中川は「誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた『ラブストーリー』だと思っています。ぜひ、映画館の暗闇でこの喪失と憧れの物語を体験してみてください」と期待を込めた。

ビターズ・エンドが配給する「やがて海へと届く」は2022年春に公開。

岸井ゆきの コメント

自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても「今」が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です。やがて海へと届く。映画館でお待ちしています。よろしくお願いします。

浜辺美波 コメント

どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかりです。そんな側面をつなぎあわせて友人をさがす物語でもあって。エンドロールが流れた瞬間にもう1度はじめから観返したくなりました。どんな物語なのか言葉にするのが難しいお話ではあるのですが、「やがて海へと届く」喪失を悲しみとしてだけ残さない作品です。ぜひ劇場でお待ちしております。

彩瀬まる コメント

原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。
ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです。

中川龍太郎 コメント

誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた「ラブストーリー」だと思っています。ぜひ、映画館の暗闇でこの喪失と憧れの物語を体験してみてください。これまでにないタイプの愛の物語として、観客の皆様にとってきっと新しい映画体験になるはずです。

(c)2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

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