『スーサイド・スクワッド』で初登場したDCコミックのヴィランは多数いたけど、ハーレイ・クインほどのキャラ立ちはいなかったのよね。スピンオフするのもごもっとも。しかも、ジョーカーの彼女、を捨てた後、っていう舞台設定も潔い！ また、ハーレイを演じるマーゴット・ロビー自身がプロデュースを兼ねていることによって、女性のエンパワーメント映画に仕上がっているところが、昨今ある同ジャンルの映画の中でも革新的。だって、女性プロデューサー、女性監督、女性主人公＆チームでも、これだけのアクション映画が作れるということを証明してしまったんだもの。アクションは男子のもの、と思ったら大間違いの2020年代の始まりを感じさせる痛快な一本。