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「ODDL PARTY in TOKYO」連続インタビュー(全3回) 第2回 FNCY

ぴあ

FNCY

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今夏、大阪で行われ好評を博した『ODDL PARTY』を、『ODDL PARTY in TOKYO』として10月27日(水)東京で開催。“ODD”で”踊れる”摩訶不思議な夜というイベントテーマのもと、ジャンルレスに集められたダンサブルで中毒性のあるアーティストたちが渋谷・WWW Xに集う。そこで出演の3組をゲストに迎える連続インタビュー企画を実施。第二弾となる今回はソロとしてキャリアも人気も十分なZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSの3人から成るユニット・FNCYをリモートで直撃した。彼らの音楽同様、そのトークもリラックスムードで展開する。

――それぞれソロで活躍する3人がFNCYを結成したのは2018年のこと。結成の決め手は?

鎮座DOPENESS:普通に気になっていることとか興味あることとか、話題が合うって感じですかね。

ZEN-LA-ROCK:苦手なモノが似てるっていうのもあったのかな。好きなモノより苦手なモノ。苦手な音楽も。食べ物とかではないです(笑)

G.RINA:知り合ってからの時間は長いんですよ。でも(出会った)20年前には(ユニットを組むとは)思ってなかった。こんなに近づいたのは一緒にイベントに出たりして交流をもったことによって、共通のバイブスに気づいたっていう。

――友達関係から結婚するみたいな感じですか?

G.RINA:もっとカジュアルです(笑)。フラットにやってみたら、意外と続いてるという感じなので、意を決してやりましょう!っていうのじゃないですね。

――自由な感じなんですね。9月に発表された最新アルバム『FNCY BY FNCY』も自由度高くバラエティ豊か。耳心地もよくて押しつけがましくないのがいいなと思いました。

G.RINA:3人の性格もあまり押しが強い感じじゃないので。マイクを持つとあれですけど、マイクを持ってない時は、割と控えめな3人かもしれないです(笑)

ZEN-LA-ROCK:俺が俺がになっちゃうと……ね。

G.RINA:あと年齢的なものもあると思います。(FNCYは)大人になってから始めているので。

――制作も穏やかに進みそうですね。

ZEN-LA-ROCK:皇族みたいに? 貴族の戯れ……ま、絶対違うんですけどね(笑)

――みなさんの柔らかい空気感は音楽にも。リリックもあまり刺々したところがないです。

G.RINA:2人が刺々しているのは見たことないですね。自然と音楽もそうなってるのかな。キャラが出てるのかなって思います。

――『FNCY BY FNCY』はコロナ禍での制作とお聞きしたので、意図的に心が疲弊した人に寄り添う曲を作られたのかな?と深読みしました。

ZEN-LA-ROCK:あまりそういうの(コロナ禍)を出してもね。でも比較的入っているとは思います。いい塩梅で。

――「FU-TSU-U(NEW NORMAL)」や「みんなの夏」といった生活を描く曲が、明るく着地しているのにホッとさせられました。

ZEN-LA-ROCK:ま、それがたぶんさっきの(刺々しくない)言葉尻みたいなところになるのかもしれないですよね。

――それらの曲があるので、“もがいていたことも いつか忘れてしまうだろう”と歌う最後の「New Days」も染み入ります。一枚としての物語も考えられたんですか?

G.RINA:ストーリーという感じではないです。1曲1曲、何を歌おっか?ってやって、最後に曲順を決めたって感じなので。私たちに今起きている日常のこととかを曲にしていって、最終的にこういう順番で聴いてもらいたいねっていう。

――なるほど。あと『FNCY BY FNCY』を含めFNCYさんの曲やMVはツッコミどころというか、ん?と思わせる点があるのが楽しかったです。

G.RINA:例えばどういうところですか?

――「THE NIGHT IS YOUNG」のゾワゾワする感じとか。

ZEN-LA-ROCK:銀紙噛んじゃった感じとか?

――車に乗っていて段差でフワッと浮くのに近いです。

ZEN-LA-ROCK:感覚的なところ?

G.RINA:不快ではないですか?

――不快ではないです。何これ?って感じです。

G.RINA:逆に、そういうご意見、面白いです。

――MVなら「みんなの夏」でZEN-LA-ROCKさんがメガネをかけたまま風呂に潜るとか、リリックなら3曲目の「COSMO」でコスモ星丸(1985年に開催された「つくば万博」のキャラクター)が出てくるとか。

G.RINA:ユーモアを大事にしているグループなんだと思います(笑)

――ファンの『FNCY BY FNCY』に対する反応はいかがですか?

ZEN-LA-ROCK:今、現場(ライブ)があんまないので……。でも今回のツッコミはグイグイきてます。鎮さん(鎮座DOPENESS)も笑ってます(笑)

鎮座DOPENESS:(笑)

――では最後にライブの話を。まず『ODDL PARTY in TOKYO』はMega Shinnosukeさん、マハラージャンさんとのスリーマン。この2人の印象は?

ZEN-LA-ROCK:なんか……人気ありそう(笑)。すごく若いですよね?

――Mega Shinnosuke さんは2000年生まれです。

ZEN-LA-ROCK:そうですよね。そんな感じがしたんで、(自分たちが)異色だな~って(笑)

G.RINA:逆にどういう意図でFNCYを呼んでいただいたのか知りたいですね。

ZEN-LA-ROCK:でも“ぜひぜひ系”だったんですよね。

G.RINA:ありがたいです。

――マハラージャンさんはどうですか?

ZEN-LA-ROCK:すげー歌がうまい人だなって。

――ちなみにMega Shinnosukeさんは鎮座DOPENESSさんの大ファンだそうです。

鎮座DOPENESS:そうなんですか。ありがとうございます。

――先日のインタビューで、鎮座DOPENESSさんを駅で見かけて走って逃げた話をされました。

鎮座DOPENESS:全然気づかなかったです(笑)

――『ODDL PARTY in TOKYO』では写真を一緒に撮りたいそうです。

鎮座DOPENESS:それはそれは。撮りましょう!

――FNCYさん自身のライブはどんな感じになりそうですか?

ZEN-LA-ROCK:最近あんまりライブができてないので……。でも実は今日も今からライブだったりするし、『ODDL PARTY in TOKYO』までには何本かやっているんで、当日はいい感じになってるんじゃないかなって思います。あと11月19日(金)に初めての有観客ワンマンもあるんですよ。

――『FNCY BY FNCY』の曲をがっつり聴けそうですね。

ZEN-LA-ROCK:今までの曲も含め、全曲ぐらいな感じです。

鎮座DOPENESS:MCも注目してください。フリースタイルなんで、本当にその時に思ってることしか言わないので。

G.RINA:極上に高まってると思います。躍らせちゃう!って感じです。

Text:服田昌子

(プロフィール)
ソロアーティストとしてもそれぞれ高い人気を誇るZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSによるユニット。2018年7月に配信シングル「AOI夜」でデビュー。2019年7月に1stアルバム「FNCY」をリリースし、2020年には「TOKYO LUV EP」、「みんなの夏/CONTACT」を、2021年9月には2ndアルバム「FNCY BY FNCY」を発表。ヒップホップやシティポップなどさまざまな要素を感じさせつつ、ジャンルにとらわれない懐かしくも最先端な世界観で幅広い世代から支持を得ている。

『ODDL PARTY in TOKYO』

チケット発売中 Pコード:204-775
https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=ODDL%20PARTY
▼10月27日(水) 18:00 WWW X
自由4800円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]マハラージャン/Mega Shinnosuke/FNCY/kim taehoon(オープニングアクト)
[問]キョードー東京■0570-550-799

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