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凱里ブルース

20/6/1(月)

(C) Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd - Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., - LtdEdward DING - BI Gan / ReallyLikeFilms

『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』で鮮烈な日本上陸を果たしたビー・ガン監督。僕は会う人ごとにその素晴しさを話したが、同時にその魅力を言葉で伝えるのは難しいと思ったのである。 それは2015年のロカルノ国際映画祭で最優秀エマージング監督賞、最優秀初長編賞を受賞したデビュー作『凱里ブルース』についても言えること。映画監督のギレルモ・デル・トロは「魂の彷徨に関する驚くべき処女作。時と出来事の連鎖、そして後悔の念が描き出す、その天才的かつ誌的な映画技で、凱里一帯を40分のワンショットで追う。なぜ映画で? なぜ人生を?」というそれらしい言葉で誉めているが映画の時制や空間、文法、映画的記憶を一度解体し、独自のフィロソフィーで再構築していく手法をすでに20代半ばの若さで確率しているビー・ガンは天才であり怪物だ。僕はまたポエティックな世界観の中に紡がれる、男の魂の彷徨につきあってヘロヘロになってしまった。

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