Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

梅の枝を挿して奮戦した若武者描く「箙」、「夜能」に立花慎之介が初出演

ナタリー

立花慎之介

1月と3月に上演される「夜能~語り部たちの夜~」の演目、出演者が決定した。

「夜能」は、朗読と能を楽しめるシリーズ。1月公演と3月公演では「平家物語」から題材を取った能「箙(えびら)」をテーマに、生田の森の合戦で箙(矢筒のこと)に梅の枝を挿して奮戦した源氏の若武者・梶原源太景季の物語を送る。

脚本には保木本佳子の書き下ろしが用いられ、朗読パートでは1月公演に「夜能」初出演となる立花慎之介、3月公演に2度目の出演となる小林親弘が登場。また、能楽パートでは1月公演のシテを若手の辰巳和磨、3月公演のシテを中堅世代の小倉伸二郎が勤める。

なお、「夜能」の今後のラインナップも明らかに。「箙」に続き、5月と7月には「小鍛冶」、9月と11月には「黒塚」が上演される。「夜能~語り部たちの夜~『箙』」は1月28日、3月25日に東京・宝生能楽堂にて。

保木本佳子コメント

箙の梅を見たいと生田神社を訪れた。偶然選定の瞬間に立ち寄り、梅はトラックと数人の男性に囲まれていた。男性らは箙の由縁について詳しくはなく、何故か私の方が彼らにその物語を語った。そして切った梅の一枝をいただいた。当然箙は持っていなかったので、買ったばかりの焼き菓子の入った紙袋にその枝を挿した。図々しくも気分は景季だった。縁だと思いその体験も今回は詰め込んだ。お楽しみいただけますと幸いです。

「夜能~語り部たちの夜~『箙』」1月公演

2022年1月28日(金)
東京都 宝生能楽堂

朗読「箙」

朗読:立花慎之介
脚本:保木本佳子
雅楽:三浦元則 ほか

能「箙」

シテ:辰巳和磨
ワキ:野口能弘
ほか

「夜能~語り部たちの夜~『箙』」3月公演

2022年3月25日(金)
東京都 宝生能楽堂

朗読「箙」

朗読:小林親弘
脚本:保木本佳子
雅楽:三浦元則 ほか

能「箙」

シテ:小倉伸二郎
ワキ:森常好
ほか

アプリで読む