寒空はだかリサイタル「寒空はだかと桜を見る会」
19/11/24(日)
なにもかも人を食ってるというか、お客の自主性を大切にするというか。
この冬に、寒い空で裸な人を観にいこうって気になりますか?
ところが根強いファンがそこここに生息している。
わざわざ似合わない名前をつけるめくらまし戦法。
この戦術を面白がり、摩訶不思議な話芸(芸と呼んじまおう)を満喫できるようになったら貴方も都会の大人になった証拠でしょうね。
近年は白髪も混じり、故有島武郎の風情でシュッと登場、「けげんそうな拍手をありがとうございます」と始まる漫談、あるいはスタンダップコミックは初見のお客を戸惑わせる。有名人の証言、高田文夫「どこで笑えばいいんだよう」、aikoは爆笑しながらラジオで♪『東京タワーの歌』に「トニー谷もびっくり」、ライブ会場で初視聴の清水ミチコは♪「バカの壁」のナンセンスを絶賛、ある放送作家は「クイズのような会です」、木村万里は「大向こうを唸らせない芸」と感心する。
お客が少ない会場を見渡して「まるでオリオン座のよう」の比喩が大好きよ、わたしゃ。
邦画、落語、鉄道、大学野球応援歌、が好きな人もたまーにハマらないとも限らない。
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