Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

浜辺美波&藤井流星が滾る瞬間「藤井さんはお兄ちゃんみたいな存在でした」

ぴあ

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』 (c)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX (c)2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

続きを読む

中間淳太が「次回作は僕も出たいです!」って言ってました

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』が6月1日(火)より公開される。過去2度にわたってドラマ化され、2019年には映画版第1弾も公開。『賭ケグルイ 双』もAmazon Prime Videoで独占配信中の人気シリーズだ。

美しきギャンブル狂・蛇喰夢子を演じるのは、もちろん浜辺美波。さらに今回は、シリーズ最凶最悪の敵・視鬼神真玄として、ジャニーズWESTの藤井流星が参戦。命をかけた一触即発のデスゲームに挑む。

「周りの友人は私の出ている作品をあんまり観てくれないんですけど(笑)。『賭ケグルイ』は、みんな大好きだし、前回の映画のときも劇場まで観に行ってくれたり、『次は私も出たい』と言ってくれたりして。人気の作品なので、前回までは少しプレッシャーがあったんですけど、不思議と今回はそれがまったくなかったんですよね。キャスト同士、本当に仲が良いので、またみんなと集まって作品をつくれることがとにかく楽しみでした」(浜辺)

「マネージャーから『出演が決まった』って話を聞いたとき、カバンから資料が見えて。『賭ケグルイ』の「賭ケ」だけちらっと見えたんですよ。それ見て、『もしかして賭ケグルイ!?』って。「賭ケ」だけで当てるぐらいファンだったので、めちゃくちゃうれしかったです。(ジャニーズWESTのメンバーの)中間淳太も『賭ケグルイ』のファンで、『いいやん!』って喜んでくれて。試写にも一緒に来て、『次回は僕も出たいです!』とか言うてたんですけど、あいつは出られても家畜役だと思います(笑)」(藤井)

業界内でもファンの多い『賭ケグルイ』。その魅力はどんなところだろうか。

「みんながみんなぶっ飛んでいるところですね。制服を着てはいますけど、学生という設定はほとんど忘れたようなものですし(笑)。過去を振り返るシーンもほとんどないので、バックボーンとかもあんまり考えすぎないようにしていて。それよりも、みんなが今を生きている映画であることの方が大事。金銭感覚も最初からおかしいのが、お話が進むにつれて、より狂っていて。現実味があるようでまったくない作品なので、娯楽映画として元気をもらえるんじゃないかなと思います」(浜辺)

「最初にドラマを観たときに思ったのが、すごい綺麗な女優さんたちがすごい顔しているなっていう(笑)。そんな子たちがすごい顔芸で戦っている。誰のことも脇役という感じがしないんですよね。全員が主役になれそうな濃いキャラクターたちのバトルが、観ていて面白いんです」(藤井)

鈴井さんに対しては思う存分弄ばせていただいています(笑)

そんな個性の大渋滞というべきキャラクターの中でも、鮮烈な存在感を放っているのが、浜辺演じる蛇喰夢子だ。

「年上の方や私より身長の高い方が多い分、夢子を演じているときは心では絶対に負けないぞと。若干人を見下しているようなイメージは常に持っていますね。あとは、今回で映画も2作目になるので、成長したところも見せたいなと思って。私の今回の目標は色気。特に鈴井さん(高杉真宙)とはシリーズを重ねていく中で絶妙な関係性ができてきたと思うので、鈴井さんに対しては思う存分弄ばせていただいています(笑)」

「僕はずっとドラマを観ていたので、初めての本読みで浜辺さんが台詞を言った瞬間、『夢子や!』ってテンションが上がりました(笑)」(藤井)

生徒同士のギャンブルによって階級が決まる私立百花王学園。学園を支配する生徒会は、生粋のギャンブル狂・夢子の登場により、その地位を脅かされつつあった。そんな中、かつて学園を滅ぼした男・視鬼神真玄が舞い戻る。ウェーブのかかった銀色の長髪と、そこから覗く狂気の眼差し。藤井の美しさと演技力が光る役どころだ。

「視鬼神の喋り方については監督といろいろ相談しながら決めました。本読みとのときは、低音のキメた感じの声で7〜8割やってたんですけど、そこに鼻に抜けた声だったり、いろいろパターンを増やして。あとは顔合わせのときから『いちばん狂ってほしい』と言われていたので、今までのキャラとは別の狂い方ができるよう頑張りましたね。会長交代式のシーンは『あんな狂い方をしている人はいなかったかな』って、ちょっと笑っちゃうような動きをしているので、ぜひ注目してほしいです」(藤井)

「藤井さんは若干クールというか、あんまり喋らないイメージがあったんですけど、実際にお会いしてみたらすごく面白くて。年下の女の子が多い現場で、うまく距離を保って見守ってくれるお兄ちゃんみたいな存在でした」(浜辺)

高杉くんが、誰かとご飯に行くなんて革命です!

先の読めないスリリングな展開で観る者を釘付けにする『賭ケグルイ』。だが、撮影の舞台裏は駆け引きや騙し合いとは無縁のほのぼのとした雰囲気だったようだ。

「撮影の合間は、基本女子会です(笑)。みんな仲が良いので、あちこちでチームをつくって、いろんな女子会が繰り広げられていました」(浜辺)

「ただ、鈴井くん(高杉)がびっくりするくらいはしっこにいるんですよ(笑)」(藤井)

「彼ははしっこが好きだから、いつもはしっこにいます(笑)」(浜辺)

「女子校に迷い込んだ人みたいになってた(笑)。なので僕は近くでやってる女子会にたまに一言入れる以外は、ずっと挙動不審な高杉真宙を観察してました」(藤井)

「私は藤井さんが高杉さんとご飯に行ったという話を聞いてびっくりしました」(浜辺)

「その話をしたときの浜辺さんの返し方がひどかったんですよ。『本当ですか? 楽しかったですか?』って(笑)」(藤井)

「今まで誰も高杉さんとツーショットでご飯に行ったことがなかったので。そこをいきなり藤井さんがご飯に行って距離をつめていたので、つい楽しい会だったかどうか聞かなきゃって(笑)」(浜辺)

「いや、それだいぶイジッてるで(笑)」(藤井)

「監督もカメラマンもみんなざわついていました、『高杉真宙が誰かとご飯に行くなんて嘘だろ!?』って。それぐらい革命でしたね」(浜辺)

メンバーとボードゲームをしているときは滾りますね

興に乗ると、恍惚とした表情で「滾ってしまいます…」とつぶやく夢子の姿が、毎回のお約束。では、ふたりにとって“滾る”瞬間とは?

「やっぱりネット通販を見ているときですかね」(浜辺)

「なになに。何の?」(藤井)

「最近は家具を見ています。家にものが少なくて。大きな買い物じゃないですか、家具って。だからネットですごい見ているんですけど。うわ、全部ほしいって滾っちゃいますね」(浜辺)

「俺は最近空き時間にメンバーとボードゲームとかするんですけど、めっちゃ面白いんですよ。結構頭脳を使うゲームで。この前、ライブの映像撮りをしているときも、時間が空くと『ちょっとボードゲームやろう』ってカメラもまわってないのに、ずっとやっていました。桐山(照史)が持ってきてくれたんですけど、速攻ネットで自分のも買いましたからね(笑)。しかも間違って買ってもて、家に2つあります(笑)」(藤井)

「じゃあ、それ1つください(笑)」(浜辺)

ギャンブルの勝敗を決めるのは、プレイヤーの勝負強さ。ふたりも勝負強さには自信があるようだ。

「ボードゲームに関しては1日中やったんで絶対に勝てます(笑)」(藤井)

「私は『咲-saki-』という作品がきっかけで麻雀を覚えて。最近はオンラインで友達と対戦しているんですけど。この間は、負けた人が宅配でご飯をご馳走するというルールでやって。練習では負けるのに、本番は絶対勝っちゃうんですよね。そのときも2回くらいご馳走してもらって。私って勝負強いなと思いました」(浜辺)

そして、運の良さも負けてはいない。

「私は結構大雑把な性格なので、何か買うときにちゃんとサイズを測って買うのが苦手なんですね。この間、冷蔵庫の隣の30cmぐらいの隙間に置ける棚がほしくて。でも正確に何cmなのかをメジャーを出して測るのが面倒臭かったので、大体の目安で買ったんです。そしたら、ぴったり入って。そのときはついているなと思いました(笑)」(浜辺)

「僕はここ3年くらい初詣はずっと大吉が出ていますね。くじ運はいい方だと思います。あと、おみくじは悪いことは信じないタイプなんで。大吉やったらよかったなって、ずっと持っておきます」(藤井)

「私も。いいやつは財布に入れるようにしています」(浜辺)

そんな勝負強さと運を兼ね備えたふたりが命懸けのロシアンルーレットに挑む本作。美しく狂いまくる蛇喰夢子と視鬼神真玄の決戦に、観客もきっと“滾る”はずだ。

浜辺美波さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に応募ボタンがあります。

取材・文/横川良明

アプリで読む